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サッカー観戦日記
by T.K.
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■全女関西・準々決勝
女子W杯で初めて女子のゲームを観た、という知人が何人もいる。面白かったと皆口を揃える。各国リーグの国際化が遅れているせいか、男子よりも各国の個性が出ており技術・戦術的にも十分高いレベルにあるのだから、サッカー好きなら当然の反応かもしれない。

多忙でここ3週間まともにサッカー観戦に行く時間が取れなかった。それどころかテレビ観戦もままならず、女子W杯の日本のゲームを観ただけである。禁断症状が爆発寸前となったこの日は一日中サッカーを観ることにした。

競技志向の女子チームにとって最大の目標となる全女(全日本女子選手権)の関西大会はベスト8が揃った。舞台は日本のパルク・デ・プランス・スタジアムこと王子公園陸上競技場。サッカーよりむしろアメフトで訪れることが多い人工芝の競技場で、ピッチにもサッカーとアメフトのラインがプリントされている。ただしアメフトのラインが優先されて。
関西各カテゴリーの強豪が一同に会する貴重な機会であり見逃すわけにはいかない。8強の内訳は関西リーグ4、大学2、高校2チーム。35分ハーフで行われ、優勝チームが全国大会へ進む。

うっかり朝寝坊し、目覚めたのは8時。急げば第1試合に間に合うが、朝食をきっちりとり、余裕をもって行動するのがポリシーなので慌てない。ゆっくり会場に向かい、後半半ばに到着した。昨年チャンプで関西覇者のラガッツァ(スペランツァの下部組織)と京都紫光クラブ(関西3位)の第1試合はラガッツァがゲームを支配し、U−18代表に飛び級で選ばれ既にトップに昇格している阪口の得点で1−0とラガッツァが勝利した。

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第2試合はINACレオネッサと武庫川女子大の対戦となる。INACレオネッサは関西リーグ2部優勝で来期の1部昇格を決めている。兵庫のチームながら何故か奈良選抜が6人もいる。兵庫選抜はLリーグ2チームで占められているが。FW岡がU−18代表。一方シードの武庫川女子大は大学ナンバー2の存在である。もっともサッカー経験者は少ないらしく技術・戦術面は物足りないのだが、鍛えられたフィジカルと多彩なセットプレーが特徴。また昨年のインカレでは下級生がレギュラーの大半を占めており大舞台の経験も豊富だ。


全日本女子選手権関西大会 準々決勝 INACレオネッサ−武庫川女子大
10月12日(日)王子公園陸 11時30分 人工芝 曇時々雨 並風

INAC              武庫女大
−−−十六−−十二−−− −−竹田−徳山−氏平−−
−−−−−十一−−−−− −中田−−井野−−清原−
二一−二八−−九九−七七 −奥村−−北田−−平野−
−−十四−八番−三番−− −−−−−吉広−−−−−
−−−−−十三−−−−− −−−−−越智−−−−−

INACは3バックを主将8番が統率。フィードあり。99番は当たりに強くボールを捌ける選手。16番はスピードとセンス兼ね備えており、岡かもしれない。12番も突破力のある好選手。

武庫川女子大は4バックで16番吉広(2年・総社)がスイーパー。状況とは無関係にDFが3人は残る。13番北田(3年・明石西)は身体能力が高くロングスローもある。15番井野(2年・啓明)は正確で強いキックがあり、セットプレーのキッカーを務める。19番清原(3年・総社)、7番中田(3年・登美ケ丘)がSH。10番竹田(4年・芦屋)、9番氏平(2年・総社)は2列目で、12番徳山(2年・上野)がワントップ。昨年のインカレプログラムと背番号が一致すると思われるのでそのまま記載した。( )内は出身校で前登録チームとは必ずしも一致しない。


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10月12日(日)
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