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サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西クラブユース決勝リーグ フジタ−枚方FC
この日も昼間の観戦は不可能、かといって代表遠征のためJ1はお休みなのだった。関西4クラブが仲良く残留争いを展開している現状なら、来年はこういう場合J2観戦に行けるようになるのである意味好都合だ。ただプロでなくとも興味深いゲームはいくらでもあるもの。この日はクラブユースの大一番に足を運んだ。
関西クラブユース地域リーグ(U−18)はまずグループリーグ、続いて順位決定リーグが行われる。そして優勝チームはJユースカップの関西代表として東海・北信越代表とのプレーオフ出場権および来年のプリンスリーグの出場権を得る。決勝リーグにはフジタ、枚方FC、ラランジャ京都、芦屋クラブが参加し、フジタとラランジャが直接対決で引き分け、ともに1勝1分で最終戦を迎えた。得失点差ではフジタ、総得点ではラランジャが1点ライバルを上回っている。よって最終戦ではいかに大量得点をあげるかが鍵となる。まずフジタ−枚方FC戦、そして2週間遅れてラランジャ−芦屋戦が行われる。
フジタは圧倒的な戦力を誇りながらクラブユース選手権では土砂降りの影響か名門交野FCによもやの敗戦を喫し全国行きはならなかった。そしてこの大会でもラランジャに引き分け、優勝争いを最終戦に持ち込んでしまった。
一方名門枚方FCは数年前までJユースと好勝負を繰り広げていたのがウソのような凋落振りで決勝リーグ2戦2敗。いったいどうしたのだろう?
関西クラブユースリーグ 決勝リーグ フジタ−枚方FC
10月11日(日)松下グラウンド 18時 クレー 曇時々雨 並風
フジタ 枚方
−−−米原−−森川−−− −−−−−十一−−−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−十八−−−−−
浦東−稲積−−村橋−二八 −五−二四−−十二−九−
光野−加藤−−岡崎−二二 十六−−四−−十五−二−
−−−−−西井−−−−− −−−−−GK−−−−−
前回観たときのメモが見当たらないのでフジタの選手名は間違っているかもしれない。RB22番は「ノブ」と聞こえたが「ノム」かも。枚方FCは大人しくてコーチングの声も聞こえないので選手名はまるで分からず。
岡崎はよく声の出る守備のリーダー。村橋は正確なパスと右足FKが武器。主将稲積は展開力がありフジタ得意のサイド攻撃の基点となる。森川は巧みなポジショニングと決定力を誇るストライカー。
とにかく大量点を狙うフジタがいきなり猛攻に入った。前線からどんどんプレスをかけ枚方を自陣に押し込む。枚方はロングボールを蹴らせてもらえずタッチに逃げるのみ。7分中央村橋の浮き球パスをRBとCBに間に入った米原が決め先制。すぐベンチ?(実際にはベンチなどなくスタンド最前列)から「急げ急げ」という声が飛ぶ。選手も急いでキックオフに備える。12分、高い位置まで上がったノブが中央の米原へ。DFを背中に背負って受けた米原が巧みなファーストタッチで反転して前を向きシュート、見事決め2点目。フジタは次々クロスを上げるが3年生主体のチームとあってこの時期練習不足のためか精度は春に比べると低い。それでもLH浦東のクロスに合わせたRH28番が惜しいヘッドを放つなどピッチを広く使った攻めを見せる。19分森川がスピード豊かなドリブルでペナに侵入しDFに倒されPK。これを好調の米原が決めあっという間にハットトリック完成。枚方はFWへのロングボールは岡崎・加藤にことごとく跳ね返され、インサイドは当たり負け、ロングシュートも打てない。しかし体を張った守りでフジタのシュートを次々ブロックする。特にエース森川のシュートを良く防ぐ。20分間なんとか無失点で耐えたが前半終了間際フジタはハイボールを森川がヘッドで落とし、ペナ少し外から浦東が目の覚めるような右足ダイレクトボレーを叩き込み4−0で前半を終えた。
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10月11日(土)
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