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サッカー観戦日記
by T.K.
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■クラブユース選手権(U−15)準々決勝 ヴェルディ−サンフレッチェ広島ほか
ホテルに戻りニュースステーションをつけたまま爆睡し、気がつけば十時間経っていた。体力も戻り気持ちよくJ村に向かう。この日は秋雨前線(梅雨前線?)の影響で朝から雨模様だがピッチ管理の行き届いているJ村ではゲームに大きな影響はなさそう。帰りはバスを使う予定なので切符(590円)を買ってJ村へ向かう。バスでは第1試合には間に合わない。電車の関係でこの日も1時間の余裕を持ってJ村に到着。既に関西勢は全滅しており、観戦の機会も、また観戦者からの情報もなかなか入らない広島のゲームを観ることをあらかじめ決めている。ベスト8のうち、広島と清水を除く6チームが関東勢。
クラブユース選手権(U−15)決勝トーナメント準々決勝 ヴェルディ−サンフレッチェ広島
8月14日(木)Jヴィレッジ 11時 ピッチ良 雨 並風
ヴェルディ 広島
−−−森本−−木村−−− −−−横竹−−平繁−−−
−新福−−−−−高橋賢− −−−−−−−−−−−−
−−−柴田−−村杉−−− 植野−竹林−保手濱−天根
落合−笠松−−金沢−古川 梅本−林−田中翔−高橋勇
−−−−−中根−−−−− −−−−−山木戸−−−−
ともに強力なFWを持つ。ヴェルディ・森本君は圧倒的な身体能力と技術を兼ね備えU−15レベルでは別格の存在だし、広島も平繁君や2年の横竹君も身体能力と決定力を兼ね備えたストライカー。このようなゲームではチャンスメーカーがキーマンとなる。
カウンターからの森本君のシュートで幕を上げたこのゲーム、ヴェルディが出だしから持ち前の技術でボールをよく回し、引き気味の広島の守備を一枚一枚はがしにかかる。広島は明確にカウンター狙いで、あまり守備をしない2トップの能力に賭ける。しかしタテパスはヴェルディ守備陣もきっちり読んでおり、直線的カウンターにはほとんど入れない。6分に平繁君をCB金沢君が倒して警告を受けたプレーくらいか。そこで光ったのがLH植野君の突破力で高い技術で2,3人かわすシーンも見られた。しかしヴェルディもRH高橋賢人君がきっちり下がり、RB古川君やボランチの村杉君と連動して植野君・梅本君のサイド攻撃をケアする。広島RH天根君は頑張っているものの攻撃面ではあまり目立たない。9分、森本君が巧みなトラップでマーカーを外し左足シュート、これがGK山木戸君の体に当たりゴールインでヴェルディ先制。ここでヴェルディは一旦ペースダウンし、無難なパス回しから早目にトップに預けるシーンが多くなる。一方右サイドの守備は一段と堅くなり、広島・植野君の突破をある程度抑えるようになる。一度完全に突破されそうなシーンもあったが、高橋賢人君がファウルできっちり止める。もちろん警告。広島は自慢の2トップが前を向けず、唯一の惜しいシーンも、平繁君の右CKがヴェルディCB笠松君の頭に当たってあわやOG、というくらい。ヴェルディ1点リードでハーフタイムへ。
前半はシュートシーンこそ少ないものの、期待通りの濃い内容だった。若干ヴェルディペースか。双方とも守備が抜群に良い。運動量の落ちる後半は攻撃面でも双方の持ち味が発揮されることになった。
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08月14日(木)
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