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サッカー観戦日記
by T.K.
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■クラブユース選手権 決勝トーナメント1回戦 いわき−清水 ヴェルディ−ひがし
この日は東京駅から徒歩5分の某氏宅に泊めていただいた。しかし某氏が来阪しても3世代同居のウチに泊めることは出来ないので少し心苦しい。一緒に泊まったもう一人の方もいびきなどはなくきっちり休息をとれたのは有難い。2時間の仮眠をとり朝一の鈍行でJ村へ移動。これほど過酷な旅は何年ぶりだろうか?もちろん18切符使用。静岡で一泊、新幹線+スーパーひたちよりはるかに安価ではあるが。木戸駅より徒歩でJ村に向かう。駅前ではこの時期恒例の盆踊り用の櫓を組んでいる。帰りにはまたタダ酒をもらおうなどと考えつつ歩き、20分ほどかけてJ村到着。第1試合まで1時間近くある。テレビでは高校野球の中継をやっていたりするが、基本的にサッカーが好きだ、という気持ちが自然体のままにじみ出ているこの場はいつ来てもいいものだ。代表マッチや高校サッカー全国大会のバックスタンド、花園ラグビー場の高校ラグビーなどはリキ入れてノる場であって、開始30分前でも緊張感を感じないわけにはいかない。が、J村には独特の妙な開放感があり、特にひいきチームを持たない人間にも優しい。

第一試合はエスペランサいわき−清水エスパルスのESPダービーを観る。いわきは新人戦の時点で高い評価があり、また近年急速に台頭しているいわき地区を代表するクラブでもあり、前々から観たいクラブだった。関係者・清水ファン以外に仙台ファンの方も観戦。
試合前にいわきの会長さんにお話を伺った。ジュニアユースは総勢41名と少なく、セレクションも行なっていないという。NTCには大金君・大平君・鈴木弾君・鈴木政俊君と4人も送り込んでいるが今年の強さはたまたまいい選手が集まったから、だそうだ。FCみやぎのような大クラブではなかった。コーチがC級ライセンス保有。いわき地区はここ数年登録選手が減少傾向にあるが、現段階では選手の奪い合いも、中学部活の消滅もない。以前勿来FCの会長さんにお話を伺ったときも驚いたのだが、公式戦は全て天然芝で行っており、そんな夢のような話を可能にする環境がいわき地区にはある。周辺には芝のグラウンドがゴロゴロ転がっている。さすがに週2回の練習は土の市民グラウンドを使っているそうだが。大阪の中学生は芝のグラウンドでプレーする機会はほとんどない。大阪と福島の中・高のレベルは全体としてはほぼ同等だろうが、今後確実に開くであろうレベル差を思わずにはいられなかった。選手の主な進路先はいわき・平工・勿来工などでユースチームを作る予定はない、とのこと。応援の数ではいわきが圧倒している。ただし控え選手によるFCみやぎ譲りの「頑張ろーぜ♪」はやや音痴(笑)で半音低い音となり、なんかもの悲しげだ(涙)。



クラブユース選手権(U−15)決勝トーナメント1回戦 エスペランサいわき−清水エスパルス
8月13日(木)Jヴィレッジ 11時 ピッチ良 晴 微風

いわき               清水
−−−−−鈴木勇−−−− −−−町田−−山崎竜−−
−−−−−鈴木政−−−− −−−−−−−−−−−−
向山−茂木−高田−鈴木弾 小出−長沢−−池田−田村
後藤秀−阿部−大平−小峯 桑原卓−佐野岩本−桑原彬
−−−−−大金−−−−− −−−−−山崎晃−−−−

いわきの2トップはスピードのある鈴木政俊君がシャドーストライカー、より当たりに強い鈴木勇希君がポストプレーヤー。両SHは上がり目できっちり守備もこなす。清水インサイドは長沢君が上がり目、池田君が下がり目。山崎竜男君がポストに入ることが多い。両SBの桑原彬君と桑原卓哉君は双子の兄弟。例年通り清水FC出身選手が揃い、小学生から一緒にプレーしてきた選手が多い。


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08月13日(水)
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