ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西学生春季リーグ第2節 近畿大−大産大 同大−桃山大
関西学生春季リーグ第2節 近畿大−大産大
4月13日(日) 萩谷 12時 ピッチ良 晴
近畿大 大産大
−−−片山−−浅野−−− −−−武藤−−下田−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−味元−−−−−
寿−−石橋−−木藤−小寺 姜−−松田−−間宮−高橋
足立−杉本−−尾内−阿部 −−全−−橋本−−木田−
−−−−−花水−−−−− −−−−−中村−−−−−
開幕戦では関西大に0−5と惨敗した近畿大は中盤両サイドに寿と小寺を起用し、サイド攻撃を意識した形だ。ポスト役のルーキー片山の周囲を浅野が衛星的に動く。ともにG大阪ユース出身で息もぴったり。LH寿・RB阿部とスタメンにG大阪出身者が4人いる。
初戦では阪南大相手に勝ち点1を奪った大産大だが、内容的にはいいところがなかったためかフォーメーションをいじってきた。3バックで俊足の高橋をRWBに上げ、トップ下に味元を起用した。味元とボランチの3人でインサイドをどれだけ支配できるかが鍵。
が、ゲームは序盤から近畿大ペースで進む。片山のポストを軸にサイドに展開する攻撃でチャンスを量産する。もともとあまり中央でつながないチームとあって、大産大のインサイドのプレスも効果は薄い。またストッパーの木田も全も片山を潰せず、そのためボランチも下がるしかなく、ひたすら耐えるしかない展開となった。先制は意外にも大産大。36分カウンター、味元から武藤へスルーパス、これを持ち込んでのシュートが決まった。武藤は2試合連続ゴール。
後半も近畿大ペース。右の小寺はキープでき、タメを作り阿部の上がりやFWとの連携による細かい崩しを仕掛ける。大産大の姜はやや守備が苦手で、小寺のセンスが生きてくる。10分小寺が中にドリブルし、浅野にきれいなスルーパスが通る。これをきっちり決めて近畿大が同点に追いつく。タテ突破得意の左の寿も特徴を活かし始め、完全に近畿大ペースとなったところで大産大・味元から島袋に交代しRHに入る。サイドの守備を意識したものだろう。この交代で寿の突破は一旦収まった。後半下田に代わった俊足・佐藤が15分ちょっとでベンチに下がるが、指示の不徹底もあったようだ。近畿大は終了間際には効いていた片山をなぜか下げ、松下を投入するが、なんとオフェンスファウル2発であっという間に退場。チームのために必死になったのは分かるが大人の選手としてあるまじき愚行だ。ロスタイムも必死に攻め、シュートを浴びせ続けるが決まらず、両者勝ち点1を分け合った。
近畿大の攻撃はまずまず。サイドからいいクロスがあがり、片山は高さも足元の技術もある。浅野も動き出しはいいし、得点力は計算できる。問題は守備で、一方的に押していたわりには少ないピンチをシュートにまで持ち込ませるシーンが何度かあった。攻め疲れかもしれないが中央の守備が甘かった。サイドは守備でも効いていたが。昨年のレギュラー・江本が外れているのは高さ不足のためだろうか。現状では守備に秩序をもたらす意味で江本を使うのも面白い。
大産大は攻守ともかなり厳しそうだ。個々の能力が一部の中ではややつらいか。引いた守備からのカウンターの形を磨くしかないと思うが、カウンターもイマイチで、得点の形が見えない。
公式記録
関西学生春季リーグ第2節 同大−桃山大
4月13日(日) 萩谷 14時15分 ピッチ良 晴
同大 桃山大
−−−島津−−西野−−− −−−川井−−森−−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
橋爪−黒河−−増田−松尾 大西−南茂−−井上−柳田
田村−二宮−−大庭−深澤 福西−江添−−木村−重光
−−−−−橋田−−−−− −−−−−田中−−−−−
同大の2トップはともに中盤もできるタイプでこの日は島津が1トップ気味で西野が下がる。ただし島津は技術・決定力・創造性は素晴らしいが高さも力強さも欠けており、スピードも並なので1トップは厳しい。カウンター狙いか。中盤はフラット。黒河がゲームを作る。DF陣はベストではない。二宮がストッパー、大庭がスイーパータイプだが、マークは受け渡す。
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04月13日(日)
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