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サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西学生春季リーグ第1節 立命大−大体大 阪南大−大産大
いつものように摂津峡を経由して徒歩で萩谷に向かう。車も徒歩も大して時間は変わらない。公共交通ならもっとかかる。前日の雨の影響で芥川は増水し、激流とまではいかないものの普段よりも勢いを増して流れる。が、そんなことはお構いなしに花見客のグループがバーベキューだ、カラオケだ、と騒いでいるのだった。コラコラあなたたち、この近くは昨年ほんのちょっとの雨で崩れたのだよ、とかこの先は岩崩れで通行不能になっているのだよ、とか心の中でつぶやく。カラオケで騒ぐ連中はちょっと落石があれば、「市の安全対策が甘い」などと訴えるのだろうか?摂津峡のいいところはコンビニ観光地ではなく、あまり整備されすぎないところなのに。カラオケもミスマッチだ。ぬかるんだ山道に手こずりながら慎重に歩く。白滝を過ぎた辺りから、サッカー場からのアナウンスが川辺に響く。木々が取り囲む中、ぽっかりあいた頭上から降ってくるような音。サッカーが溶け込んだ自然。萩谷の楽しみはゲーム前から始まっている。最後の坂を登りきって姿を見せたサッカー場を見るとメインスタンドは50人弱。立命大の応援の姿もまだない。開幕戦だしこの10倍はほしいな、などと思っているとキックオフが迫るにつれてスタンドが埋まりだす。200人くらいか?
関西学生春季リーグ第1節 立命大−大体大
4月12日(土) 萩谷 12時 ピッチ良 曇り
立命大 大体大
−−−関−−−石田−−− −−−森前−−廣津−−−
−−−−−西−−−−−− −−−−−−−−−−−−
−藤田−−渡部−−西本− 夏田−中島−−荒木−麦田
藤村−水谷−−日高−季− 椿本−前田−−趙−−才寺
−−−−−金子−−−−− −−−−−古田−−−−−
立命大の中盤は例年通りダイアモンド型で関が引いてボールを受けゲームを作る。西はどんどんスペースやゴール前に飛び出す。大体大は最終ライン・中盤ともフラットで全体に引き気味。廣津も引くことが多く森前のワントップ気味。新人の荒木(登別大谷)と麦田(星稜)が開幕スタメンを飾った。立命大ではベンチに身体能力の高い阪田(平安)や俊足・花澤(草津東)がいる。
ゲームは序盤から立命大のペースで進む。大体大は関を捕まえきれず、ここを起点に藤村の攻撃参加や西本へのサイドチェンジなどが面白いように決まる。石田へのラストパスだけはなんとか防ぐが、サイドチェンジを受けた西本のクロスにもう少し精度があればシュートにいけるシーンがいくつもあった。大体大は中盤右の麦田・荒木のところの守備が弱く再三狙われる。またセットプレーからは水谷の打点の高いヘッドが襲う。22分立命大、関とのワンツーから藤田が左サイド深くまで侵入しマイナスのグラウンダークロス、前田が辛うじて触るが、これを石田が決め先制。25分立命大カウンター、西ペナ手前右までドリブルで持ち込み、さあタテに抜いてシュートか、切り返してファーか、それとも正面の石田にパスか、というシーンでまさかの逆サイドへの展開、しかもミスキックを犯す。30分過ぎから大体大もいい流れが出てくる。才寺が中にドリブルし、開いた麦田にパスを通す。初めて完全にサイドを破るが、クロスはイマイチ。43分中島の右クロスをニアを取った森前がヘッドであわせゴール!と思いきや直前の動きでファウルを取られノーゴール。その直後またも関から藤田へ、鋭いクロスをペナ正面で西が左足ハーフボレーで決め2−0。このまま前半終了。
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04月12日(土)
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