ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4385178hit]
■プリンスリーグ関西 第4節 G大阪ユース−海南高校 金光大阪−平安
この日は鶴見緑地に足を運ぶ。鶴見緑地に行く手段はいくつかある。車で来てサッカー場脇の駐車場に置くというのが一番手軽だが、この日はゲーム後大阪市内に寄る予定があるので除外。公共交通では梅田から御堂筋線・心斎橋乗換えで長堀鶴見緑地線というのが確実な方法だが、この日はバスを使った。東諸口下車左手すぐ。もっとも割安で時間的にも地下鉄と同等、乗り換えも無く歩く距離も短くて済むが、道路事情によってはえらく時間がかかるのでGWなんかには使い物にならない。
ユース年代における地域リーグの必要性を求める意見の高まりから、今年度より全国9地域にU−18リーグ実施が義務付けられて誕生したプリンスリーグ。関西の場合は既に前年度からリーグが存在しているが、グラウンド事情の悪さから、人工芝やクレーコートでのゲーム、サッカー的には関西扱いされない三重での開催もあった。今年度は全て関西のローンコートで行われる。スタンドは意外にも入りが良かった。JFLや関西学生リーグよりは確実に入っている。300人は確実。ゲーム前にプログラムを購入する。300円。背番号は予想通り当てにならないが、それでも小学生時代の登録チームの記載があるなど内容は充実している。
プリンスリーグ関西 Bブロック 第4節 ガンバ大阪ユース−海南
4月27日(日)鶴見緑地 11時 ピッチ並 晴 弱風
G大阪 海南
−−−江口−−三木−−− −−−柴崎−−奥野−−−
−−−−−寺田−−−−− −−−−−西本−−−−−
−家長−−與−−−松岡− −西山−−橋爪−−山鷲−
森山−野村−−丹羽−河内 川端−東芝−上野山−西本
−−−−−佐野−−−−− −−−−−山本−−−−−
海南高校は近年急速に力をつけてきたチーム。和歌山でサッカーが盛んな地域といえば新宮で、他には初芝橋本の活躍によって橋本近辺のサッカー人気も上昇中だが和歌山市・海南市など県中心部はパッとしなかった。中学生年代では県内トップクラスの地元クラブ・ミラグロッソ出身者が4人いる。
フォーメーションはともにダイアモンド型だが、実力差が歴然としているのであまり機能性について語っても意味はなさそうだ。
G大阪が序盤から一方的にボールを支配する。DFからゆっくりパスをつなぎ、機をみてFWに楔を入れ、そのまま反転したり、サポートからウラを狙ったり、サイドへ展開したり、とやりたい放題。
G大阪は長身2トップが足元も確かで、ボールを受ける前の動きもしっかりしており、面白いようにボールが納まる。ウラを狙う姿勢も欠かさず、海南DFはどうすることもできない。味方のサポートも早く、2ポストが機能し、海南を完全に自陣に押し込む。寺田はミスのない捌き、確実なサポート、相手をドリブルで引き寄せてははたき、すぐにポジション移動し、次のプレーに移るといったクレバーな動きで、相手の密林のような守備を無力化する。家長は相手のウラを取る動きは苦手だが前を向けば確実に突破できる技術を披露する。松岡は積極的に裏を狙う動きをみせる。佐野や丹羽はよく声を出し、集中力散漫になりかねない守備陣を引き締める。與は髪がさっぱりしていて誰なのかすぐには分からなかった(笑)。長短のパスの判断は正確。
海南は守備の予測が甘く、相手のちょっとしたフェイクにかかり、人数かけて守っている割にスペースを次々に作られてしまう。キックも不正確でパスはつながらず、クリアも簡単に拾われてしまう。ある程度のミドルパスが出せるのはFK担当の川端ぐらいか。
3分、裏をとった松岡がマイナスのグラウンダークロス、寺田右60度のシュート外す。
5分、寺田→家長スルーパスにDF反応しているのにGK山本飛び出す。DFなんとかクリア。
8分、三木のポストから松岡へ、クロスをニアをとった三木ヘッドはDFクリア。
9分、三木ポストに入りそのまま反転シュート、わずかに外れる。
14分、左に流れた江口のクロス、三木の手前で東芝クリア。
ここまでは海南もぎりぎりの粘りで耐えていたが、大量失点はみえていた。
[5]続きを読む
04月27日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る