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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校総体大阪大会男子準々決勝 興國−賢明 大阪桐蔭−履正社 女子決勝 追手門−学芸
後半、一気に大阪桐蔭が加速する。7番のゲームメイクが冴え、10番が仕掛け始め、8番の加速するスピードも光り、アイディアに溢れたサッカーを披露する。というか、これが本来の大阪桐蔭のパスサッカーだ。履正社は押し込まれるが、持ち前の粘りでシュートは撃たせず、撃たせてもしっかりブロックし、レベルの高い攻守を見せる。14番はフィードはイマイチだが、守備センスがある。両サイドアタッカーも引き、確実に守る策に出ている。8分、大阪桐蔭15番?→11番。またも布陣をいじる。↓
−−−八番−−十一−−−
−−−−−−−−−−−−
二十−十番−−七番−十六
二番−三番−−四番−五番
−−−−−一番−−−−−
10番から左スペースに流れた11番へ、左クロスを10番ヘッド、上に外れる。決定機。履正社10番→25番。大阪桐蔭20番→13番。55分、大阪桐蔭、放り込みに8番ボレー、上に外れる。決定機。60分、大阪桐蔭、11番仕掛け履正社5番倒し警告。故意。正面20mFK、7番(左足)と10番(右足)が構え10番のキックは左を襲うが、履正社GKキャッチ。決定機だが、コースが甘かった。決めておきたいFKだった。履正社6番→35番。64分、大阪桐蔭2番に警告。履正社は15番がキックもイマイチ精度足りず。65分、大阪桐蔭15番の左クロス、履正社DFクリアで右CKへ。そのキックを3番ヘッド、上に外れる。履正社5番→3番。じっくり時間を掛けつつ警告もらわない程度にゆっくりとピッチから出る。この辺りも履正社の実戦的強さだ。72分、大阪桐蔭、右FKも履正社GKキャッチ。履正社11番→14番。やはりゆっくり交代。結局0−1で履正社が逃げ切った。
後半シュート数4(1)対0、CK数1対1、GK数1対3、オフサイド数1対0、クロス数1対3、ファウル数5対4、FK数2対1.ただしかなり集中していたのでスタッツは当てにならず。隣のピッチは青ユニが白ユニに勝ったかと思ったら、大阪学院3−1近大附らしい。
選手名を特定できない試合では個人にフォーカスできないが、履正社は中盤全員が強力に思えた。前半ゲームを組み立て後半は守備で貢献したボランチ。8番の飛び出しや10番のタメなど。ただし後半に限れば大阪桐蔭のほうが良かった。レジスタ7番の組み立てや10番の飛び出し、2トップがサイドに流れて受ける組み立て、それに伴い逆サイドが飛び出すなど、組織的な崩しは見事だった。正直大阪準々決勝ではなく、全国高校総体決勝で観たかったカードだ。
大阪の女子はここ10年ほど大阪桐蔭と大商の2強が支配していた。以前新人戦で1度星翔が優勝した年はあったが、全国につながる大会では常に2強が優勝していた。その2強が今年はともに準決勝で敗退した。昨年全国高校総体準優勝、しかも日ノ本学園相手に押し気味に進め、引き分けに持ち込まれたが、PK戦であと一人決めれば全国制覇というところまで行き、冬も全国ベスト4まで行ったチームのレギュラー8人が残った大商は追手門に敗れ、大阪桐蔭は大阪学芸に敗れ、新時代の到来を思わせる展開である。
高校総体大阪大会女子決勝
追手門学院高校−大阪学芸高校
5月22日 14時 堺S6 人工芝 晴
追手門 大阪学芸
−−−五番−−十五−−− −−−九番−−十番−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
九番−七番−−十一−十番 七番−八番−−六番−十四
二番−六番−−四番−三番 三番−五番−−四番−二番
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
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05月22日(日)
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