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サッカー観戦日記
by T.K.
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■サルベージ計画・高校選手権滋賀準決勝 水口−野洲 守山北−北大津
後半キックオフ、北大津は直線的に攻め込み裏にラストパスを通すもオフサイド。パーフェクトの入り。守山北はロングボール主体の攻め。しかし村瀬のスピードを活かすパスは出ず、村瀬がサイドで受けても一旦足を止められ、そうなるとあまり技術のない村瀬は突破もキープも出来ず奪われることが多い。北大津・酒井のカバーは見事。10分ハーフ付近から守山北FK、村瀬の頭に点で合うがGKキャッチ。15分カウンターから植西右から中に切れ込み左足シュート、右に外れる。北口がDFをうまく右サイドに引きつけ植西にスペースを作った。これは決まった、と思った。17分後藤キープからうまく西村へ出し、これをクロス、ファーの高内ダイレクトボレー、これも惜しくも外れる。この時間帯、多分北口の判断で北口が左サイド、村瀬が中央に位置する。サイドにもスペースがない以上、村瀬のスピードはゴールに直線的に活かすべきだし、中央で孤立していた北口もサイドならボールはもらえ、北口ならキープも突破もできる。いい判断。21分 増田→長身の小池。 植西、チャージで北村からボールを奪い北口へ、北口、相手をよく見ながらトリッキーなドリブルで次々かわすがラストパスは村瀬に届かず。23分右CK 二アで小池がそらし、北口が中央で決める。1−0。パターン通りで選手交代が当たった。26分 植西からDF裏へのパスはGK伊藤が飛び出しカット、しかしイージーなパスミスを北口に繋がれループ、慌てて戻った伊藤キャッチ。27分 北大津・上田ポストから反転シュート、GK奥村ナイスセーブ、クリアを拾い高内正面からシュート、わずかに外れる。この時間帯後藤は疲れて突破がなくなるが、相変わらずキープとクロスは冴えている。北大津は中盤インサイドは超攻撃的、DFも高い位置を保つが北口を押さえられない。30分北口左から中へドリブル突破、後方から走りこんだ植西強烈なシュートはバーを叩く。下に落ちるが入っていない。北大津はパワープレーに入らず自分達のサッカーで攻め続ける。36分まさかの後藤交代。多分北大津のサッカーにはクロス屋はいらない、ということなのだろう。よく頑張ったが終盤はバテた。このまま終了。守山北が決勝に進んだ。

北口はエースにふさわしい活躍。本来強力なCFのトップ脇、というのがベストでしょうがチーム事情でCFやMFなどもまかされてきました。トップで踏ん張ったり、サイドに流れたりと状況をよく読んだプレー。中学時代から県内では有名な選手だったが、着実に成長したと思います。フィジカル的にもバランスが取れている。ややスピードが足りず、上では苦しいが大学でなら即戦力でしょう。村瀬は反省点の多いゲームとなった。二年間北口から何を学んだのか、と言いたくもなる。長所であるスピードを活かせず弱点ばかり目に付いた。もっと考えてプレーすべき。教えられたことをこなすだけでなく、もっと自分で考えないと上では厳しい。昨年の瀬田北中のエース中村はよく戦った。また北口が左サイドで好プレーをみせたのも中村の正確な技術あってのこと。北大津・後藤はフィジカル以外は素晴らしい選手でした。本来このタイプは古典的ゲームメーカーになりかねないが、組織重視の北大津でしっかりしたプレーを見につけている。大学?でもサブとしては即戦力でしょう。さらに上を目指すならフィジカルを鍛えないといけない。

両校とも「北高」なので応援団がどっちを応援しているのか分からない(笑)。ゲーム前北大津応援団が「う〜ちの××は凄い。(凄い)ど〜んなエースも削る(削る)♪」などととんでもない応援ソングを歌っていたが、北大津は監督の田中先生が県内トップレフェリー
ということもあって、激しくもフェアなチームです。守山北も。クリーンで激しい好ゲームでした。守山北は決勝で野洲に敗れ、松田先生の退任を選手権出場で飾れず。でもこれだけのチームであれば恥ずかしくはない。野洲の中井の話もこのゲームで聞きました。

中井は滋賀のプログラムでは154cm、いかにもセゾン出身らしく技術がしっかりしていて

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11月03日(日)
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