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衛澤のどーでもよさげ。
by 衛澤 創
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■恋人か転居かってくらい。
いい天気だった。今朝起きて一番に考えたことは「布団を干そうかな」だった。それくらいいい天気で陽差しもあってほどよい風もあった。しかし、一昨年安価で購入した布団は干し甲斐がないんだなあ。幾ら干してもふかふかにならない。
それはともかく、今日は同居猫のまめを病院に連れて行かなければならない。病院での次第はブログ「まめ日記」に譲ることにする。
さて、帰宅したのは正午。昼食を喰ってから取りかかってもよかったが、一度腰を下ろしてしまうともう一度動き出すのが面倒になってしまうし、腹がふくれたらきっと眠くなる。
という訳で、まめにはベランダに出ていて貰って、部屋の掃除をした。大掃除だ。
先ず、炬燵布団を炬燵から外して干し、炬燵周辺を片付ける。まめはぼくが炬燵で作業しているとき必ずぼくの膝の上か両脚の間で寝る。ここが汚れていたり散らかっていたりすると非常によろしくない。
天板の上もきちんと拭き掃除して、何故か炬燵の上に常設されているポップアップトースターもパンくずの掃除をして、乱雑に机上や床に置いてある資料も整頓する。
パソコンやプリンタやテレビなどの配線が集中している炬燵の隣りの机(パソコンモニタが載っている)机の脚まわりを段ボールで囲んで入れなくする。まめが配線をかじって感電したら大変だ。今後はまめ一人で留守番することも稀れではなくなるのだから念入りにこういう処理をしておかなければならない。
昨年末辺りから持病がじわじわと出ていて先々月などは外出もままならないほどだった。そうなると掃除なんて真っ先にできなくなってしまう生活行動で、部屋の中はのだめの汚部屋といい勝負だった。しかし、それも自分一人なら自分一人が気にしなければ何ということはなく、人間てのはいいことにもいけないことにもどんどん慣れていってしまう。汚部屋に長いこといて「掃除しなきゃなあ」と思いつつも慣れてしまい、ずっと放ったらかしにしていた。
それを、今日は一気に片付けて掃除してきれいにしてしまった。いま住んでいる部屋に入居して以来、掃除したことなんかなかった場所まで念入りに手入れして、そうするとその場所は色が変わった。色も雰囲気も明るくなった。こんなに隅々まできちんと掃除したことなんて、お付き合いしている人がいた頃だってなかった。転居の際に保証金をできるだけ沢山返して貰おうと躍起になって掃除したときだって、こんなに一生懸命やらなかった。
干した炬燵布団も就寝用の毛布も片付けた。出しっ放しになっていた洋服も全部片付けた。散乱していた紙は要るものはまとめて整理して、要らないものは資源ごみの日に出せるように紐でしばってまとめた。部屋が広く、明るくなった。掃除が終わったのは午後三時だった。
そろそろ陽が陰る。まめを室内に入れる。ベランダで何故か爪研ぎ板の上で寝ていたまめは部屋に入った途端に箱ベッドの中に入ってまた寝た。よく寝るなあ。
顔を床に伏せて窒息しそうな恰好で寝るまめを見たら、掃除をしてよかったな、とほんとうに思えた。自分のためにはあんまり何にもしないけど、まめのためなら大抵のことはできるかも、と思う。
これって、よくドラマや小説や歌謡曲の恋愛もので主題になっていることだよね? 今日のぼくを掃除に駆り立てたのは愛ってやつだったのかな。
……わ、恥ずかしい。
【今日の金銭感覚】
おつりが貰えないギフトカードは嫌いです。
05月07日(月)
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