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ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
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■ロング・ラブレター 〜普通の恋〜
 侵入者たちから生徒を守るために浅海は胸に傷を負う。医大を目指していた3年生(彼は藤子不二雄の絵みたいな気がしてしまう)がここでいきなり活躍する。そんなことあるかい?ということがどんどん起きてしまう。でも、無理かもしれない事も、無茶かもしれない事も、「あり」かもしれない、と思えるのは、もともとの設定がわからないことだらけだからだ。そんな中、1人づつ、生徒が成長していく。もちろん、成長しない生徒も、教師もいるのだけれど・・・。

 浅海は「先生」というそれだけで、自分たちを守って、何とか励まし、生きていくことに必死になってくれた。だから死なせるわけには行かない。一致団結していく生徒たち。一方で、今、もし彼がこのまま死んだら、そのことを考えると誰か指導者が必要になるといきまく生徒会役員だった女子。それなら私は独立国の女王よと、男子をひきつれて、別行動を取ろうとする女子。で、一番怖いのが、ロッカーで飲まずくわずだったのにやけにパワーのある関谷(テレビ見てる分には笑えるキャラだけど)。彼女は現代から偶然一緒に吹き飛ばされてきた拳銃を見つけたのだ。これは、恐ろしい。

 一方、浅海に死んで欲しくないと抗破傷風の薬を探しに出かけた三崎たち。最初に見つけた瓶は触れるとさらさらと崩れた。これは時空の違う人間が触れたから?それとも瓶の磨耗?別の病院跡で、彼らから食料を強奪した男に会う。彼らは、たがいに1人の女子をめぐって殺しあったのか?その男は、死の間際に大丈夫?と駆け寄る三崎の目からこぼれる不思議な水、涙を見た。仲間など信じられない世界を生きてきた男は、三崎に『お前達は生きろ』と、薬のありかを教える。その薬は触っても大丈夫だった。しかも、数種類しか残されない中に、抗破傷風の薬があった。

 突然のトルネードが学校を襲う。その頃、女トルネード、関谷が一緒に飛ばされてきた銃を手に入れ、また学校を支配下に置こうとしていた。しかし、希望があった。池垣が育てていた植物の芽が出たのだ。池垣は高松らと構内の畑に覆いをつくる。その後、池垣は「おれ、今自分が守るべきものとかできて充実してる。これは俺の仕事。」嵐からそれを守ろうと1人校舎外に出て吹き飛ばされた何かに当たったのか、倒れてしまう。

 池垣は好きな女の子に告白したあとだった。「それってうまくいくってことでしょ」高松にそう言われ、照れ臭そうに、そして自分の植物を守るという自負に満ち溢れた笑顔で彼らの前を去った。

 その頃、死の淵で、浅海は夢を見ていた。「もう殺してくれ!」痛みに耐えかね、また他の仲間の消耗も考え、そう叫んだかも知れない。三崎は、「近い年齢の男が彼だけだから、惹かれてるだけかもしれない」という迷いがあったが、一瞬にしてわかる。「死なないで、1人にしないで」。死を予感した浅海は三崎の手を握り「ここにこうしていて」と頼む。三崎は、薬を探しに行くから、『帰ってくるまで生きてるのよ』

 浅海の夢はこうだ。「このあいだまで普通に、なんとなく暮らしていた僕ら。突然こんな世界にきてしまった。もっと普通の恋愛とかあったはずだ。それなのに・・・・。」夢に落ちる。
 新任でやってきた先の高校に先輩として三崎がいる。新学期、三崎は自分が担任で浅海が副担任だと告げ、おもむろに黒板に書く。「今を生きろ」これだけです。HR終了!「今、言いたいことは今言わないとダメ。」質問された三崎は答える。そのあと、校舎案内をしてもらう途中。
浅海 「今夜とか、明日とかあいてます?」
三崎 「全然、あいてます。」
つきあうことになったような2人。三崎の実家の花屋にいく。ちょっとしたやきもちから軽いけんかをする。
三崎 「あなたなんか、ちょっと年上っていうのが珍しくて誘ってくれただけででょう?」
浅海 「違うよ。ぼくは、今の気持ちを伝えたいだけなの。三崎さんのこと好きなんだっつーの。」
三崎 「あ、そう・・・。私も・・・。」
和やかなムード。夢の中、といっても、意識の中で望んでいる空想に近いかもしれない。浅海のナレーションがかぶる。「こんな風に普通に恋愛していたかもしれないのに・・・」
(初見だけなので、台詞違うと思います。確認できたら、細かいトコ直しますね)


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02月20日(水)
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