ID:34326
ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
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■女心は、複雑よの〜恋ノチカラ〜
籐子は困る。真季に「嫌いじゃない、気心知れてる、家族とも仲良し、海外勤務。」「仕事って・・・居ても居なくても同じ、現実を見ろ!つべこべ言わずに結婚しろ!」って言われる。うーん、いい友情です。ずけずけここまで言えて。事務所ではムードが勝手に高まり、吉武にも「いつつぶれるかわからない事務所にいるより幸せですよ」と言われ。また、おうちにまねかれたら、もう、木野花さんが普通の母なの!「ミラノに行く前に教えてあげるわ」とラザニアを勇祐に取りわける籐子に言う。児玉父は「あせらないで」って籐子本意な意見を述べてくれるけど、籐子本人も、もうわかんなくなってる。最初は、振られた彼にみっともないとこみせられないわ!ってキレイになろうとしてただけなのに、なんだい?この展開は?確かにここは気心知れて居心地いいかも。彼のことも恋してるかどうかなんて急にわかんないけど、嫌いじゃないし・・・。仕事も・・・彼らと違って、私なんて必要なわけじゃない。
事務所で考えようとしたら、そこに貫井が残業してた。最初は上手くいえない貫井も、遠慮すんな、って意味で「お前の好きなようにすればいいんだよ。好きな場所で、好きなやつと、好きなように生きればいい。おれはそれを・・・おれたちはそれを望んでいる。自分の幸せだけを考えろ。」
翌日、ミラノに帰る勇祐を見送りながらバイク便を忘れてたことを思い出し、事務所に電話する。上手く指示が通らなくて、向こうでゴチャゴチャしてるのが聞こえる。昨夜、貫井が言った言葉が浮かぶ。籐子はチケットカウンターの勇祐を見る。「好きな場所で、好きなやつと」彼となの?・・・・チェックインをすませたあと。「あせらないでいい。待ってる。今度こそ待ってる。」と彼は言った。離れていく後姿に「待たないで!」と彼女は叫んだ。「待たないで、お願い、私、ここで答えだすから。」
「私、行かない。ミラノには行かない。勇祐とは結婚できない。あそこに居たいの。私なんて居ても居なくても同じなの、あの事務所は。私なんて必要としてない。でも、そんなことはどうでもよくて、必要とされてるかどうかじゃなくて、ただ、私があそこに居たいの。あそこが必要なの。」
「後悔してるんだろ?って言ったよね。正直に白状しちゃう。めちゃめちゃ後悔してた。あれから、ほんと、ろくなことなくて、なんで25の時に素直に結婚しとかなかったんだろーって、心の底から後悔してた。でもね、ある人に言われたの。『後悔するやつは、どんな答えを選んでも後悔する。結婚してたって、同じことだ』って。すごくむかついたけど、図星だったかもしれない。だけど今度は、絶対に後悔しない。私、後悔しないから、だから、だから、ありがとう。」
頭をさげる彼女。精一杯のありがとうを込めて。彼女の告白を複雑な表情で聞いていた彼。何を思うのか・・・。切なそうに彼女を見た後、力強く前を見つめる。彼女の頭越しに。そして、振り返らず行ってしまう。
飛行機を見送る彼女の顔は晴れ晴れしていた。あの日、食べそこなったシュークリームを買って、事務所に帰った。
事務所でシューを「うまい、うますぎる」と泣きながら食べる彼女。振られたと勘違いする3人の男たち。そして、バーへ。いつものバーで言い合う、貫井「そんなことありえない」籐子「私が振ったんです」、その2人を楽しげに見る木村と吉武。いいなぁ、あの会社。つぶれそうだけど。・・・・「ありえない」よ、なんか、あのアットホーム感。あの、みんなが真剣でみんながそれぞれの『仕事』をしている。みんながお互いを認めている。でも、それは、籐子さんだからなんだよね。
( 男心も複雑っていうか、わからない。そんなことなら、ミラノから籐子に連絡つけとけばよかったのに。貫井さんも、あんなにおこちゃまな態度に出ながら、まだ籐子のこと意識してること気付いてないし。籐子は?4人の事務所に居たいのは山々だけど、(私も居たいさ)貫井さんが居るから、って、それが恋かどうかわからなくても、それは気がついたよね? )
02月28日(木)
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