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へそおもい
by はたさとみ
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■奄美大島の旅8(忘れそうになりながらも急いで書きなぐる)
【3月30日】

朝7時
いいお天気!


まずは
うみにあいさつにゆく。


朝陽が
うみに
光の道を
つくってる。

裸足になって
腿までつかる。

太陽の光が
うみにまじって
とろとろ
きらきら
してる。





うみと
太陽と
風と

身体ぜんぶの
皮膚から
しみこんでくる。



ただただ
シンプルに


わたしが
いま
ここに
存在できて


しあわせだと
おもう。


太陽の光に
祈る気持ち。



つながっていることを
こうして
身体で感じられること


なんて
力になるんだろうか。

この感覚を
忘れまい。




部屋にもどって
急いで
荷造りをする。


8時から
朝ごはん。

きょうも
まどの外

海と
ゆれるアダンの葉っぱが
みえる。


たまごいため
島ラッキョウのにんにくしょうゆがのったおとうふ

瓜っぽいおつけもの
あおさとお豆腐のお味噌汁
ぷちぷちのおいしいごはん。

おとなりのテーブルの
おばちゃんがつくった
草もち。



草もちは
月桃のはっぱに
つつまれている。

「月桃は
 オスメスがあるんですよ。
 メスがやわらかい。
 オスがにがみがある」

おばちゃんが
教えてくれる。

本州の草もちとちがって
濃い色の濃厚な草もち。



5マイルで
この旅最後の
朝ごはんをいただいて

9時すぎに
チェックアウト。


おみやげに
1日目におさしみでいただいた
夜光貝の貝殻を
いただく。


これを
みがいたら

ユタ神様が
つくっていたみたいな
貝細工ができる。


大好きな
五マイルの
みんなに

手をふって
お別れし

天野さんご夫婦のすむ
集落へむかう。



ぴかぴかの
まぶしいお天気!


集落の入り口で
ひろみさんが
まっていてくれた。


海をながめながら
集落の
おじいちゃんおばあちゃんと
にこにこ
おしゃべりしている。


あたたかな
風景。


この海から
おうちまで
すぐ。



おうちは
畑とお庭のある
かわいい平屋。


平屋好きのわたしには
たまらん
素朴ないいおうち。


入り口には
ガジュマルとか
サンセベリア
緑の人たちが
わさわさと
生えている。


たたみの部屋にちゃぶ台。

月桃の葉っぱの上にのせた
みずみずしい黒糖と
おちゃをいただきながら


ハワイや加計呂麻や
ニウエという国の
スライドショー。



天野さんが
解説してくれる。



ハワイの海の写真。


これまで
海やイルカの絵葉書をみても
遠い世界のことのように
感じていたけれど

もういまは
親しみを
感じている
自分がいる。


わたしもいつか
イルカと
およいでみたいな。

体で
鯨の声を
感じてみたいな。


おふたりがであった
世界の海
おふたりの愛する
加計呂麻の海

おおらかな旅の様子が
伝わってくる。


それぞれの写真が
美しい。


いいものを
みせていただいた。


きのう
であって

こうやって
楽に
いっしょに
すごしていることが

とても
うれしい。



出会いの
ひとつひとつが

かみさまからの
おくりもののよう。


スライドショーが
おわったら

おふたりの
もうひとつの

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04月10日(水)
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