ID:3398
へそおもい
by はたさとみ
[8692hit]
■奄美大島の旅5(わすれないうちにいそいで書きなぐる)
でてきてしまう。
家をでると
陽が傾いた
夕方の空
おふたりが
心をこめて手入れした
カラフルなお庭。
4人で門をでる。
そこに
さっきのゴルフセンターを
やっているという
集落のおっちゃんが
やってくる。
いま、
加計呂麻島では
NHKのドラマの撮影で
仲間由紀恵や石坂浩二がきているらしい。
すごい!
近距離にいるのだ!
そのおっちゃんは
撮影のためのカメラをのせる船を
だしていたのだそうだ。
「おつかれさまー。
どうだった?
仲間由紀恵きれいだった?」
「(遠くて)小さかったわー」笑
ドラマは5月25日から全5回、
先生関係のドラマらしい。
要チェックだ。
車にのりこんで
お父さんとお母さんに
手をふる。
「ありがとうー!
またきます!」
「いってらっしゃーい!」
どうか
ふたりなかよく
すえながく
この豊かな生活が
つづいてゆきますように。
また
元気なおふたりに
あいに来れますように。
祈る気持ちで
手をふる。
まやさんとふたり
満たされた
気持ちで
宿へ向かう。
ありがたい出会い。
出会いとつながりの
旅だ。
*
今夜の宿“5マイル”も
HABUSマスターに教わった。
挨拶して
お部屋に案内してもらう。
部屋は全部で三つ。
どの部屋も
部屋をでると
すぐそこが海。
おおきな木に
ハンモック。
「おふろ、どうしますか?
ごはんの前にします?」
「どうしようかなあー」
「いま海にはいって
おふろで流してから
ごはんでも
いいかもしれないですね」
それ、いい。
お部屋は
ひろびろ
8畳くらい
窓から海がみえ
波の音がきこえる。
きもちがいい。
部屋に荷物をおいて
はだしになって
いそいで
うみへむかう。
夕暮れのうみ
最初は
ひんやりしているが
すぐになれる。
水が
とうめい。
やわらかい。
やさしい。
今朝は
どよーんと
つかれていたのが
ずいぶんと
元気になっている。
みずのなかで
とびはねてみる。
みずと
あそぶ。
貝や珊瑚をひろう。
まやさんも
海に足をつけて
うっとりしてる。

ひとしきりうみを味わい
そのままおふろにゆく。
男風呂の窓には
太陽の絵
女風呂の窓には
お月さまの絵。
ユタ神様がいっていた
太陽と月
イザナギとイザナミを
おもいだす。
描かれた
カラフルなお月さまをみながら
コンクリ打ちっぱなしの
野生的なお風呂に
つかる。
ああ
きもちいい!
「さとちゃん
さっきから何回も何回も
きもちいい≠チていってるよ!」
だって
なにもかも
きもちがいいのだもの。
晩御飯は
天井が高い
食堂のお部屋へ。
わたしたちと
もう一組のお客さん。
そして
5マイルの
小さなかわいい姉妹と
新潟からきている
姉妹のおばあちゃん。
姉妹のおかあさんかと
見紛うくらい
若々しい。
お料理をつくっているのが
この姉妹のおかあさん、
独特の魅力がある女性
りえさん。
彼女は
新潟から
5マイルにきて
働いているうちに
結婚して
この島に
住みついて
しまったのだという。
[5]続きを読む
04月05日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る