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へそおもい
by はたさとみ
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■奄美大島の旅2 (忘れないうちにいそいでメモ)
お塩とお酒2セットをリュックにいれ
大きなおにぎりを朝ごはんに買って

空港行きのバスにのる。


バスの中で
ユタ神様に
ききたいことを
メモする。


・カラダとココロの波(体調のバランスにメンタルがふりまわされるので)
・人生で成し遂げる仕事
・相棒(申年)

かいているうち
文字がゆらゆらして
そのうち居眠りしていた。


あっという間に
気がつけば空港だ。



空港の到着ロビーは
お迎えの人でにぎわっている。

レンタカーの人
おじいちゃん
若い娘
ご夫婦

みんな誰を
待っているんだろう。


カラダをシャキンとさせたくて
ミキを飲みながら
わたしは
まやさんを待つ。

ミキとは
奄美独特の飲み物で
芋とサトウキビを
発酵させてつくった
甘酒的だけど
もっとさっぱりした味のもの。

これが
また
おいしいんだ。


そうしているうちに
まやさんの姿がみえた。

色白で
肩くらいまでの
さらさら髪。


まやさんは
心理の仲間で
飲み友だち。

わたしとは
タイプが違うが

「違うよね〜」
「わかんない、なんでそう思う?」
「そう考えるんだ、おもしろーい」

と言い合える
貴重な友だち。


お酒をのむことと
山あそび
川あそび
雪あそび
自然の中であそぶことが
好きなところが
一緒だ。


さっそうと
到着口からでてきた
まやさんとともに
レンタカーをかりて

まずは
念願の鶏飯を
食べに行く。


わたしは
車の免許がないので
運転はまやさんに
おまかせだ。

ほんに
ありがたい。


わたしの旅のきっかけを
つくってくれた鶏飯。

HABUSのマスターが
鶏飯屋の元祖だと
おしえてくれた
「みなとや」さんへ。


海沿いのお店
天井が高くて広い店内
家族連れがひと組

みなとやの鶏飯は
HABUSの鶏飯よりも
家庭料理的な感じがした。


島の人たちに
鶏飯がおいしくて
奄美に来たというと

「わざわざ外で食べるもんじゃないよー
 スープは鶏ガラと醤油と塩だけでできるよー」

と教えてくれたのだが

なるほど…
こちらでいう
親子丼とか
天丼的な位置づけ
なのではないか。


それにしても
二日酔いのわたしのカラダに
しみいる鶏スープのうまさ。


「うまい!」
「うまいねえ!」

ふたりして
もりもり
おかわりしながら
食べる。


外は雨。

今は2時。

ユタ神様のところまでは
1時間あれば充分ゆける。

中途半端に
時間がある。


「どこにいこうか?雨やしね。
 美術館いくには時間ないしねー。」

「ちょっと海沿い遠回りしていくのどお?」

とまやさん。


地図をみると
ストレートに名瀬まで行く道と
半島の海沿いのくねくね道を
回って行く道がある。


「いいねーそうしよう!」

地図を眺めていると
その半島の道の途中に
今井岬という
海が美しそうな岬があり
そこに神社のマークがあった。

「ここに神社があるよー」

「ちょっと岬によってお参りしていこっか!」

「そうしよう!」


そうやって
遠回りして
雨のドライブを
楽しむことになったのだ。


みなとやさんのお会計窓口。
お会計のときだけ窓をあける。



雨は小雨になったり
バケツをひっくりかえしたような
土砂降りになったり
突然雲間から太陽が照ったり

後できくと
これが
“奄美の春らしいお天気”
なのだそうだが

とても不思議な

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04月02日(火)
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