ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■1000番キリ番ゲッター稀栖未様からのリクエスト(無駄に長い)
この世の中不思議な事というものはいったいいつ起こるかわからない。
それは明日であったり、はたまた数十年後であったり・・・。
それがもし他人事なら笑ってすごせるのだが・・・。
我が身の事になってしまうと笑うに笑えない・・・
逆に泣きたくなってしまうのが現実であり普通なのである。
何やねんこれ・・・・・・
俺は鏡の前で愕然とした。
「こっ・・・こんな姿メンバーに見られたら絶対笑われる・・・!!」
ふいに起こった信じられない出来事にあたふたとしてしまう。
しかもこんな日に限って朝早くから仕事が入っているのだ。
もうただただ自分の不幸を呪う事しかできない。
「なんでよりによってうさぎ耳なんやぁ・・・」
そう言ってはぁ・・・っと溜め息を吐く鏡の中の俺には
ぴょこんと一対、うさぎの耳が生えていた。
*
「おっ・・・・・おはよぉ・・・・・・ございます・・・・」
スタジオには既に他のメンバーが来ていた。
「「「「堕威くんおはよぉ〜〜〜」」」」
皆の間延びした声が四方から飛んでくる。
「なぁなぁ堕威くん!!これ見て〜〜〜!!!」
「ねぇ堕威くんv今日は遅かったねぇ、どうしたの〜〜?」
部屋に入るといつもの如く京くんと敏也がよってきた。
俺が耳の事が気になっておざなりに返事をしていると
ふたりは目敏くそれを発見した。
「どうしたの堕威くん?まだ帽子かぶったまんまだよ」
「堕威くんどーしたん?何か病気でもしたん?」
心配げに見つめてくる2人。
「えっ!あっ・・・いや!ただちょっと寝癖が気になって!!今日なんや、やたらと強くてな!!」
かぶっている帽子をぎゅうっと頭に押さえ付けてみる。
「なんや〜〜そうなんやぁ〜〜。よかったー!」
「ってきり何か悩みでも有るのかと思っちゃったよ〜〜」
2人はさっきまでの心配顔が嘘のように晴れ晴れとしている。
俺はその顔を見てほっと胸を撫で下ろした。
『気付かれてはないなぁ・・・』
「なぁ、そこの人達、堕威君も来たんやし、そろそろ音録りしない?」
気付けば薫くんが俺の肩にもたれ掛かっていた。
何だか怒ってるみたいや、どうしたんやろ?
「どっ・・・どないしたん?薫くん。俺が遅かったん怒ってるん?」
ちょっと恐いな・・・とか思て聞いてみると、薫くんは以外にもにこやかに対応してきた。
「堕威くんのせいじゃないから★気にしなくて良いよ!!」
そう言った後薫くんは京くんと敏也にホールドをかけ、そのままずるずると引きずっていった。
俺は釈然としないものを感じつつもその後に付いていった。
*
「次堕威くんの番だよ」
セクシャルに言われブースを見ると、薫くんは既に弾き終わり、外に出ていた、
うぅ・・・耳の事考えてると周り見えんよーなってまうわぁ・・・・・
俺は情けないものを感じながら、そのままブースに入る。
「ちょっ・・・!ちょっと堕威くん!それで入る気かい!?」
すると音響さんにやっぱり注意された。
えっ・・・・えぇやんなあ、帽子くらい!
「えっ?やっぱ駄目っすか?」
「いや、駄目ってわけじゃないけど・・・イヤホン付けにくいでしょ?」
そうなんよなぁ・・・・
「えぇ・・でも、見せたくないんスよ〜〜〜。これじゃ駄目ですか?」
「うーん・・・しょうがないなぁ・・・今日だけね?」
よかった・・・
そのまま音録りは順調に進んだ。
で、後は帰るだけ・・・・だったんや・・・・だったんやけど・・・・・
セクシャルが余計な事しよってん。
「新しい衣装できましたー!本当は明日あわせようと思ってたんですが、明日は過密スケジュールなんで今日のうちにやっておきましょう!!」
あっ・・・・・・・悪魔・・・
「ねっ・・・寝癖・・・・」
弱々しいながらも一応反抗してみると
「メンバーしかいないんだから良いじゃないっすか!!」
一言で撃沈した。
俺のボロボロのハートはセクシャルにさえも負けるんやな・・・・・
そう自嘲せずにはおけれんかった。
俺は意を決して本当の事をメンバーに教える事にした。
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01月16日(木)
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