ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■狐の嫁入り


天は晴天 外は雨

ほうら そら

狐の嫁が娶られに参る

目隠ししとけや 目ぇ取られるぞ

姿を見たら祟られりゃあ

耳ふさぎぃや 聴こえんなるぞ

狐の嫁入り参りたる



それは不思議な日だった。

曇り空が晴れた後、

朱ぁいお日ぃさんから冷たい雫がぽたぽた落ちてきた。

俺はその雫に天を見上げる。

「お日ぃさんの気まぐれなんかな?」

俺の頬にぽたぽたと落ちる雫達

何故か七色の光を帯びたそれは、俺の心を不覚魅了した。

俺が居るのは山の奥まった所。

普段は村の皆と一緒に猟にくる・・・そう、そこは馴染みの狩り場なのだが、

今日は俺一人で狩りをしている。

いつもつるんでいる男衆達が何故か皆体の不調を訴えたのだ。

俺は仕方なく一人で猟に出た。

そんな状況での、この怪異、

俺は雨に魅せられながらも心の奥底ではおびえていた。

‥‥‥こーん‥‥‥とんとん‥‥‥こーん こーん

ふいに、遠くから奇妙な音が聴こえてくる。

その音はこちらに近付いてくるではないか!

俺はつい物陰に隠れてしまった。

その音は次第に近付き、とうとう物陰の前までやってきた。

こーん こーんとん とん こーん

その音は不快なものとして耳にまとわりついてきた。

俺は耳を塞ぎ目をつむる。

しかし音はしつこくまとわりついてくる。

ガンガンと頭が響きだす。

くらくらと意識がブレてきた。

瞬間

今までの音がなくなる。

「えっ・・・・・・」

恐ろしいほどの静寂

音はもちろん、動物、草木までもが音を立てない。

自分の鼓動の音のみが聞こえる孤独

俺は無音の恐ろしさに物陰から音がした方を覗き込む

「・・・・ひっ・・・・・!!!!」

其処には長い行列が有った。

まるでお大名様の行列の様に長いのだ。

しかし変わっている。

皆一様に狐の面を被っているのだ。

まん中には馬にまたがった花嫁

やはり狐の面を被っている。

俺はあまりの奇妙さに、腰を抜かし、座り込んだ。

ザッ!!!

一瞬の間に周りを3人の男に囲まれる。

「見られた 見られた。 処分せにゃあ」

一人がぴょんぴょんと飛び跳ねながら叫ぶ

「どのようにしよう、油あげの揚げ油にしてしまうか」

冷静に恐い事を話す奴まで出てきた。

「いや、これはもしや贄ではないのか」

「おぉ!おぉ!そうやもしれぬ!狩りにしては少ない少ない」

「では連れて参ろう」

俺は何が何だかわからない

「えっ何言って・・・・・!!」

言葉も言い終えれぬうちに意識はどこか遠くへと飛んでいった・・・。


続く・・・・・・・・・・・


ごめんなさい ごめんなさい ごめんなぁぁああいい

連載ものは力つきるから書かないと決めたのに!!!

書ききるつもりでした・・・・・・・

しかし・・・・やはり無理だった。


01月09日(木)
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