ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■葉月が終わりなら私は始まりで・・・・
「さっむ・・・・・!」
木枯らしがびゅうびゅうと俺の頬を撫でる。
背筋もピンと張り詰める様な冷たい風で、
全身に鳥肌が立った。
俺は自分の髪と同じ色のマフラーを先刻よりも強く巻きつける。
そして宛ても無く歩くのだ。
12月20日、
まわりはクリスマスが近いということで、
笑顔が絶えない。
その中で自分は一人手首を傷を硬く握り締めながら歩いているのだ。
何度つけたかわからない己の傷痕に
彼のあの言葉を重ねる。
『堕威はやっぱ赤が似合うなぁ』
純粋に喜べたあの時、
まだ彼への気持ちに気付いていなかった自分。
何もかもが大切で、何もかもが幸せだったあの頃。
あの日へ戻りたいのに、もう俺は戻れない。
「楽しかったなぁ・・・ほんま」
俺はまたほんのすこしだけマフラーを強く巻いた
強く・・・強く・・・・
そしてまた思い出してしまうのだ。
彼のその腕(かいな)の力強さを。
涙が出そうになるので、まわりと足並みを揃えてみる事にする。
しかし、周りはあまりにも足早で、
俺はついて行けなくなる。
そして、着いて行けない自分の孤独を知るのだ。
手には愛用の白いカッター
腕の赤は俺に似合っていて、
白いカッターも赤に染めたくて・・・・・
小さなビルの路地裏でつい血を流してしまった。
どくどく流れる俺の赤は
ただ汚い路地を染めるだけで、
白い俺のカッターはまだまだ染まる気配が無かった。
「堕威くん・・・・!!」
その時、大好きな彼の声が聞こえて、
嬉しいから傷にキスをした。
俺の唇は紅が差し、
彼の眼に綺麗に見えただろうか・・・?
意識は次にねずみ色の天上から始まった。
俺の隣には大好きな彼が居て
でも彼は俺のものじゃなくて・・・・
「・・・・心夜の所居たんやないん・・・?」
心はどこか遠くへ押し遣らり
彼のコトを考える。
「・・・・・・別れたねん」
「えっ・・・・?」
「俺、奴とは別れたねん。堕威の事・・・ほんまは昔から好きやったから・・・・」
彼の言葉に嬉しさが隠せなかった。
俺の瞳からは涙が溢れてきた。
「俺も・・・俺も薫くんの事好きやぁ・・・」
彼は無言で俺の涙を指で優しく拭ってくれた。
俺は涙をひたすら流しつづけていた。
一筋二筋
俺の瞳からは血の涙が流れます。
アナタが似合うと言った真紅の涙です。
真紅は辛苦となり俺の病んだ心に棘を刺します。
幾許余命の俺と愛してくれたあなた。
涙と慈愛に包まれ
12月20日は幕を閉じるのでした。
END
あはははは
書いてる間に20日終わったよー!!!!
元気に!!!
しかも
更新物は暗いしさ!!!
ごめんなさいっ
向こうで葉月がほろ酔い
うちの手は良い感じに血塗れでマッドです。
(紅い染料使って染物してました)
そんな手見てたら・・・ねぇ
暗い話も書くちゅーわけで・・・・・
あっ
昨日堕威さんのバースデーケーキ買って食いましたv
『だいさんおたんじょうびおめでとう』
て書いてもらいました。
そんな私は猛者・・・・・
12月20日(金)
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