ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■敏弥拉致事件
AM11:00
長野の市街地に何だか纏う雰囲気の違う4人が歩いていた。

「さっむ〜〜〜〜!!何やこの寒さ!!」
「・・・・眠い」
「雪や!雪や〜〜vv」
「堕威くん、そんな走ると転ぶよ」
4人はそれぞれ思い思いの言葉を吐いている。
あっ、堕威くんが転んだ。
そう、この4人は何を隠そう、Dir en greyのメンバーである。
しかしまだDirではない。
今からベースの敏弥を陥落しに行くのだ。
「うぁ〜vv雪はやっぱり冷たいなぁvv」
堕威くんはポテポテ歩きながらそこいらへんの雪をかき集めてタマを作ってます。
残り3人はその姿に見入っているぞ!!!
「はっ・・・!!!堕威くんに見入ってる場合じゃないよ!!敏弥!!彼を連れて帰んなきゃ!!」
薫は思わず垂れた涎を拭きつつメンバーを集合する。
「はい、皆小さく前〜〜習え!!」
皆小さい順に並んで律儀に小さく前に並んでいる。
「はい!今から敏弥誘拐大作戦を行いますっ!各自武器は持ってますかー?」
皆一様に手を挙げて元気にお返事をしている。
ちなみに前から、
京くんが虫取り網、心夜が火ばさみ、堕威くんが竹刀。
「堕威くん、抗争じゃないからそれは置いていきなさい」
薫が諫めると堕威はしゅんとしながら背中にそれをしまった。
変わりに手にはお箸が・・・・
何でやねん。
かくいう薫はスーパーハンドを持っている。
「じゃあ敏弥の家に行くでー!!」
薫班長を先頭に一行は進んで行くのだった。
(おっ!!つららや!!つららがある!!いっぱい有る〜〜vv一本いただこう〜〜v)
そう言って堕威くんが列から離れたのを彼らは知らなかった・・・・。

★☆★☆★☆

「はい!すと〜〜〜〜〜っぷ!!」
薫くんが制止をかけ、くるっと振り向く。
京くんは半分眠っていたので薫くんにぶちあたり、しかも電柱を罵っている。
それを無言で直す心夜。人間できてるね。
「はいっ、皆さん揃ってますか〜〜?点呼してくださーい!!」
薫がピッと笛を吹く。
「1」
「2」
「・・・・・・」
・・・・・・・・・・(にっこり)
「はい!もう一回♪」
「1」
「2」
「・・・・・・・」
「・・・・・堕威くんが居ないーーーーーー!!」
「「何ーーーーーー!!」」
やっと気付いたようだ。
「だっ・・・!堕威くーーーん!!」
やっと敏弥の家の前に来たが其処で、堕威くん大捜索を始めてしまったご一行。
あたりに雄々しい声が響き渡ってかなりなご近所迷惑。
「何〜〜?五月蠅いなぁ・・・もう・・・!ちょっと!近所迷惑なんですけどー!!」
そうして叫んでいると、家から敏弥が出てきた。
「「「あっ!!敏弥ーーー!!」」」
「へっ・・・・!?」
敏弥が家を出た瞬間、
目の前には滂沱の涙を流しながら何かを探している3人が。
しかも自分のバンドネームを叫ばれた。
『何・・・!もしかしてファン!?にしては派手だなぁ・・・』
敏弥は3人をマジマジと見つめる。
「敏弥ー!!俺らのバンドに入ってくれー!!」
京くんがすかさず、敏弥の前に行き、その言葉を吐く。
しかし目は未だキョロキョロと辺りを探っている。
『・・・はぁ?何こいつ!!嫌だな〜〜こんな挙動不審なバンド』
しかもよくよく見てみると、この真冬に虫取り網を持ってたり、
火ばさみを持ってたり、スーパーハンドを持ってたり・・・・
『うわっ・・・!絶対嫌・・・』
敏弥はそれらを見て即決する。
「ごめん、俺今の所が・・・・」
そう、言おうとした時・・・・・・
「ごめん!みんな〜〜!!!」
向こうから一際でかい声が木霊してきた。
「「「堕威くぅぅぅぅううううぅんんんvvvv」」」
でっかいつららを両手いっぱいに抱え込んだ堕威が走ってきた。
「ごめんなぁ・・・・つらら見付けて・・・」
堕威くんは大きなつららを”獲物だ!!”っと言わんばかりに目の前に突き出す。
『かっ・・・・可愛いーーーーーーー!!!!!』
その姿を見た敏弥、
どうやら堕威くんに一目惚れしたらしいみたいだ。

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12月02日(月)
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