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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■何を話せば良いのだろうか
久々に2人っきりで向き合った時、
何故か彼女は頼もしかった。
久々に2人っきりで向き合った時、
何故か彼女は聞き上手だった。
吸い込まれる様に話し始めた話題は、
結婚について・・・
本当に好きな人には、
決して相談すべきでなかった事・・・
同じ遠距離恋愛経験者の言葉は、
重みに満ちている。
彼女が結婚を意識したのは・・・
何故別れを選んだのか・・・
経験に裏打ちされた言葉の一つ一つが、
金槌で打たれる釘のように、
心の繊維を縫って綺麗に刺さる。
お前は結婚をどう思っているんだろうか?
まだきっと、
ただ「結婚」という言葉を追い求めているだけだ。
俺は結婚をどう思っているんだ?
先を考えて行く為の努力が、
まだまだ足りな過ぎる。
俺は彼女が好きなんだ・・・
素直な気持ちが、
今すべき事を妨げる。
歩いて行こうとする道に、
いつも分かれ道が浮かび来る。
彼女の問いに答えた俺の言葉、
「道は二つある」
その一つは、
破滅と名付けられた道。
本当に好きなあなたに向かって行く道。
話をわかってくれる。
だから頼る。
ますます彼女が遠くなる。
悪循環から抜けられない。
06月17日(日)
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