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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■逃げているだけじゃないですか
俺とお前が出逢った空間は、
遊びと嘘と虚構に満ちた空間だった。
けれども・・・
俺とお前の出逢いが、
その意識を簡単に打ち崩した。
お前は衝撃を受けた。
虚構の中に現実の恋愛があった。
お前は混乱した。
この空間にある物が真実か否か、
区別が付けられなくなった。
ましてや遠距離恋愛。
見えない分大きくなる不安感・・・
見えない分大きくなる不信感・・・
お前が選んだ最終的な解決方法は、
この空間を見ない事。
見なければ嫌な想いをしなくてすむ・・・
逃げの匂いを感じつつ、
俺に止める力は無い。
こうして・・・
俺とお前が出逢った場所は、
お互いによって破壊され、
もう永遠に帰って来ない。
例え戻って来たとしても、
それは同じ物ではなく、
新たに作られた人口の建造物。
出逢った日よりも・・・
告白した日よりも・・・
やっと逢えた日よりも・・・
一番記憶に残る日になりそうな気がする。
06月18日(月)
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