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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「看電影」の記事@●日本映画guide
金城武特集のようだった「看電影」(諸葛孔明の表紙)。
後半に4ページの、俳優・金城武についての記事とインタビューがあります。
ネタバレの内容はないし、訳してみますが、あまり長いので何回になるかは???です。


暖かな光 金城武

たとえ、世の中が繁栄してこれ異常ないほど浮き足立っているときであろうと、
無欲で超然たりうる余地は残っている。
それゆえ、金城武の控えめさがもてはやされるのも、決して不思議ではない。
ハリウッドはその最もやかましい時代に、
グレタ・ガルボに静謐のチャンスを提供した。

金城武についても、それは同じである。
完璧な都会的雰囲気を持ちながら、その喧騒からは遠く、
あたかも午後3時の街で、都市に訪れるつかのまの静けさの中に広がる
いつまでも消えぬ、暖かい光のようだ。
彼を理解するには、注意深い品定めが必要である。

「タイム」誌は彼を「東方のジョニー・デップ」と呼んだ。
ジョニー・トーは、「ミステリアスな俳優」であると言い、
スー・チーは、「アジア一かっこいい」と誉めたたえた。
だが、彼はいつもこうした美しい言葉の後ろに身を隠してしまう。
たとえこの世が決して彼に平凡でいることを許さなくとも。


隣の男の子

早期の作品中の金城武は、今から見れば重たい髪型に、太くて濃い眉が、
その目に宿る幼さを際立たせている。
今日、我々が一番懐かしく思い出す、何も考えず、ただ楽しめばいい映画は、
当時の子役スター、ハオ・シャオウェンと共演した作品だろう。
「チャイナ・ドラゴン」「トラブル・メーカー」では、引き立て役に過ぎないけれども、
金城武の唯一、夾雑物のない純娯楽映画であるので、
見る者は様々な悩みを忘れ、彼が今背負っている国際スターの重荷を忘れ、
さわやかな魅力を感じる。

金城武がゲームマニアであることを知っているなら、
また、しばしば突然奇妙なことを考えつくことを知っているなら、
あるいは彼の愉快でユーモラスな一面を知っているなら、
これらのおふざけ映画は、我々が今彼に抱いているイメージとは
大きく隔たっているけれど、本当の彼には非常に近いのだ。

これらの映画の大げさなアクションや、マンガっぽい表情、
脈絡のないストーリーの中で、金城武は、
いたずら妖精のようなハオ・シャオウェンに合わせて愚かで素直な役を演じているが、
それでも劇中では大勢の女性の嬌声を浴びる若者だ。
このような持ち味は、今日の彼の演技には、既に跡形もない。

当時の香港映画の中の金城武は、ほとんどは商業的な要求に応えるもので、
かっこよさが、彼が当時利用できる最大の資本だった。
その演技は、ジミー・リンと子役スターのコンビ物と変わることなく、外形まで似ていた。
ただ1つ、違うのは、金城武は当時、既に、
色々と要求され詰め込まれた演技以外の役をやる力を持っていたことだ。

だから、彼は香港娯楽映画の囲みから、早々と飛び出し、
この種の映画の衰退と共に芸能界から消えることもなければ、
チャウ・シンチーのような、個性のはっきりした
香港商業映画の旗手となることもなかったのだ。

可塑性の高い俳優である彼には、1つの風格を創り上げることは易しくはないだろうが、
しかし、もっと力を発揮する余地を自らに残していた。
この隣家の単純な男の子のような彼が、どちらに向かおうとするのか、
我々にはわからない。
唯一推測できるのは、もし彼が、最も重い足かせをつけたままでも
踊ることができるのであれば、
商業的なパターン化された演技という鎖が外れたときには、
ただちに飛び立てるだろうということだ。  (続く)


●「日本映画guide」 22:45

今日発売の雑誌「日本映画guide」に「死神の精度」の紹介が、
4ページ載っていると、レインボーママさんからのお知らせ。
早速、本屋へ〜
写真もたくさんで(小さいけど)、武ファンなら、けっこううれしい記事です。
宝島社刊、980円。

写真も送っていただいたので〜♪ m(_ _)m こんな表紙です。

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02月05日(火)
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