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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「傷城」評(ブログより●記者会見の感想
香港会見とプレミアのニュースは、記事としてはまだあまり詳しいものが出ていません。
内容的には、今までとそんなに変わるとも思われず、
ここで、この映画を評したブログの文章をご紹介します。

詳しく語っているのに、見事にネタバレを避けていて、
どうも映画関係者のように思えてよく見ましたら、
このブログ主の老晃という人は、ウルムチ生まれで、
大陸の映画雑誌「看電影」のチーフ・エディターをしたこともある人だそうです。
その他「新電影」「影響」などの雑誌にも関わっており、
現在は新しい映画雑誌を企画中、また脚本を書きたい気持ちもあるようです。


金城武は1人だけ!

(他の映画のことなので前略)
「傷城」は、アンドリュー・ラウ、アラン・マックの、
「インファナル・アフェア」シリーズ以後、最良の作品である。
「インファナル・アフェア」は大ヒットの後、リメイク権を買った
ハリウッドは間違っていなかった。

フェリックス・チョンの脚本は組み立てが複雑に入り乱れ、
見かけはシンプルに見えるのだが、その実、
何本もの1つにまとまらない手がかりが、虚実入り混じる。
メインストーリーはヒチコック風の探偵物語の推理手法を使用し、
いくつかの複雑な人間の感情のラインも処理が明快だ。
そのため、「インファナル・アフェア」の正体の謎≠ニいうネタヲを
再び使っているにもかかわらず、つまらなさは少しも感じさせない。
開幕シーンはてきぱきと、一気に圧倒する。
かつ、ハリウッド的なストーリー展開の傾向が明らかで、
首尾呼応した細部の構成は、「デイジー」を思わせる
――作中の小さな細工も一々みなそうで、脚本が細部を重視していることを物語っている。

香港警察物は、テディ・チャンの「ビースト・コップス/野獣刑警」に止めを刺すが、
「傷城」の金城武はもう1人のアンソニー・ウォンではないけれども、
この作品はミステリー部分を処理すると同時に、
2人の男のそれぞれの感情のラインとのバランスが非常に巧妙で、
彼らの間の秘密は幾重にもふくらみ、最後に解消をみるのである。
これは、エンタテイメントのストーリーテリング上、
「ビースト・コップ」と甲乙つけがたい。

「傷城」で唯一残念なのは、アンドリュー・ラウが
叙述における濃厚な文芸趣味を頑固に捨てなかったことだが、
しかし、それは決して欠点ではない。
ただ、映画の風格の追求方法の違いとしか言えないのである。
濃厚な文芸調は、クリスマス興行
――若い女性観客の好みに合わせているのかもしれない。
その上金城武だ……「傷城」の金城武は、大勢の女性達を間違いなく虜にするだろう!

金城武は実にかっこいい。
「LOVERS」でも「如果・愛」でも、
彼のあの非凡な、人を夢中にさせる力は抑えられていたが、
「傷城」では、「不夜城」あるいはウォン・カーウァイ時代≠フ、
あの金城武が部分的にかなり再現している。
その上、演技でも、彼はトニー・レオンに一歩もひけをとっていない。

トニー・レオンはいまさら言うまでもない。
彼は眼だけで演技ができ、誰でもやられてしまう。
彼の気質はこの役を演じるのに、これ以上ふさわしいものはない。
ラストシーンの演技がいささか加減を欠くものの、それ以外、
不適切なところ、できのよくないところは全然ない。

シュー・ジンレイの演技も思いがけず悪くない。
少なくとも、トニー・レオンとのキスシーンははまっていたが、
どうしたって気に入られはしないだろう。
反対にスー・チーは出番は少ないが、
どのシーンも可愛いことこの上ない。100倍彼女を押す。
「刺馬」のヒロイン決定で、どうしてあんなに眼が節穴になれたのだろう。
ピーター・チャン君、君は筆をふるって、この混乱を正常化することができるだろうか?
(我私人的紅灯区 2006.12.17)


もう1つ、これもニュースではなく、個人の記録になっています。 2:40


「傷城」記者会見で初めて金城武を見る

私たちの年代の人間にとって、金城武は、

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