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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「BAZAAR」中国版12月号(傷城)@
大陸の「BAZAAR」12月号は、「傷城」の4人を大きく特集しています。
写真もいい!
その中からトニーと武のパートの最初の部分と、
武の部分だけを訳出。
かなり量があるので、3回ぐらいに分けます。



温かさと冷たさの対峙

「傷城」により、彼らは再び並び立つことになった。
トニー・レオン、そして金城武である。
12年前の「恋する惑星」で、2人は共に認証ナンバーしかわからない
失恋した警官だった。
無口のまま、すれ違った。
今回、2人はついに相対する。
よき兄貴と弟分として、また食うか食われるかの仲として。
トニーレオンの物に動じぬ温かさ、金城武のいつも変わらぬクールさ。
2人の男が共演する。

「傷城」の公式サイトにはこう書かれている。
The Heart is a Lonely Hunter.(心は孤独な狩人)
これはアメリカの小説家Carson Mc Cultersの、最も有名な作品のタイトルである。
誰でも1人で背負わなければならないものをたくさん抱えており、口には出せない。

人に告白せねばならないものもまた、口に出せない。
劇中でトニー・レオンは1人の警察の高官だ。
正義の象徴であるのに、大罪を犯す。
金城武は飲んだくれの探偵で、1日中ぶらぶらしているけれども、
1歩1歩、事の真相に近づいていく。
明と暗とは入れ違い、混乱し、見抜けない。

トニー・レオンは、実に多くが既知≠ナあり、透明のように見える。
その子ども時代、その恋愛、成長過程は、かくも長きにわたり、
赤裸々と言ってもいいほど、万人の目にさらされてきた。
「自分を守る必要なんかない。
俳優には自分の空間はないんだ。
ぼくも話せないようなことは何もない」
そうしてできるだけ、満足できるような答えを返す。
優しさのかげの荒々しさを、彼は軽々しく垣間見せることはない。

金城武は、これに反してあまりに未知≠ェ多く、冷たく遠く見える。
その尊大さは、だが、アイスクリームをおおう薄いチョコレートの膜であり、
魅力的で凍っているけれど、もっと近寄ればすぐに融けてしまう。
「ぼくのことをすごく完璧だなんて思わないで。
ただの普通の男なんだから。
自分はとても平凡だと、ずっと思ってる。
家族だって、こんなに不器用で、どうして人前に上がれるんだと思ってるよ」
彼は、誰だって自分が単純な人間だとわかるだろうから、
余計なことは言う必要はないと思っているだけなのだ。

内と外、左と右、現実と虚構、2人の冷たさと温かさの対決は、
スクリーンの中だけでなく、現実にまで及び、大変興味深い。


Do You Believe My Common?(ぼくが平凡だって信じてくれる?)

誰でも金城武の美貌を知っている。
だが、非常にまじめで才能のある俳優だということは、よく忘れる。
誤解はすべて、現実とは思えない完璧な美しさと、
人々との間の冷ややかな距離から生まれる。
本当は、彼ははにかみやで、自分をひどく平凡だと思っていて、
自分がどんなにまばゆい美しさなのか知らないのだ。

探偵、丘健邦。過去に心に非常に大きな傷を抱え、酒びたりとなった。
孤独で、行き当たりばったりに生きている。

これが、「傷城」での金城武の役だ。
これもまた、彼のいつもの謎めいた雰囲気と重なっている。
彼は絶えず、こういうキーワードから離れられないように見える。
例えば、ハンサム∞高慢∞控えめ=\―
それに手のつけようのない悲鳴の嵐=B
自分を定義させると、いつものように眉をひそめて言う。
「平凡」

「自分で自分のことをミステリアスだと思うなんて、
頭が変じゃなきゃありえないよ(笑)。
会社の人は、ぼくはひどく内にこもるたちだと言うけれど、
ぼくだって好きなスポーツがあるし、遊びに行くのも好きだし、
仕事が終わってから家でネットしたり、テレビを見たり、
ゲームをしたりするのが好きだ。
いったい、これもミステリアスということになるのか?」

――それなら、感じやすいのかな? 

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12月03日(日)
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