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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■8日、香港金像奨(方平の話)
8日が金像奨の発表ということで、大陸の記者が香港の映画人、
方平にインタビューした記事が、6日の半島晨報にありました。
内幕曝露のような内容ですが、他の金像奨関連記事とは全然違う視点なので、
そういう面白さがあります。

実は、こ「の独占インタビュー」を1度訳したのですが、
今日(7日)になってみると、ほとんど同じ内容で、
しかし、重複しない部分もあるというものが燕趙都市報にも
「独占インタビュー」として載っていて、でもこちらのほうが断然わかりやすいのです。
同じ系列の新聞なのか、1人の記者が両方と契約して
記事をそれぞれ送っているのかわかりませんが、
燕趙都市報の方を紹介することにし、
それに載っていない半島晨報の記事の部分を補足することにします。


方平、「金像」の隠れルールをあばく

明日は第25回香港電影金像奨の発表である。
金像奨は映画の商業性と芸術性の両方に重きを置き、
アメリカのアカデミー賞の選出方式をうまくモデルとして取り入れ、
今のところ、中国語映画の成果が最も良くわかるものとして、
香港では、毎年多くの中国語映画愛好者の注目を集めている。

内地と香港の合作映画が増えるに従って、ここ数年、
金像賞にノミネートされる内地の俳優も多くなり、
香港の俳優と賞を争うようになってきた。
それは香港映画が低迷期を経て、本土化することにより、
中国語映画全体が1つにまとまる方向へと、邁進していることをも証明している。
だが、香港映画と内地映画の伝統はやはり違うものがあり、
金像奨の運営方式は内地の映画ファンにはよく知られていない。

昨晩、記者は香港のある喫茶店で、
香港のベテラン映画人である方平にインタビューし、
金像奨の選出過程と今回の注目ノミネート部門の成り行きについて話を聞いた。
方平は記者に対し、金像奨は他の中国映画賞と比べれば公正だが、
選考に参加した人間から見れば、絶対的に公正だとは言えない、
金像奨にもまた独自の隠れたルールがあるのだと語った。

隠れたルールその1:人の意見がドミノ効果を起こしやすい

方平は香港の無限映画映画会社のプロデューサーであり、
今回の金像奨の審査委員の1人である。
彼は、金像奨の選考形式はアメリカのオスカーと同じだと言う。

オスカーには5000余りの審査委員がおり、
全員アメリカ・アカデミーの会員である。
香港の場合、第1回投票に参加するのは、2000余名の審査委員で、
みな映画に関わったことがあり、劇場公開された映画のポスターに
少なくとも2回以上名を連ねたことがある者ばかりだ。
これらの人が、過去1年間に公開された映画から、
最優秀映画や最優秀監督などの各賞を選び出し、ノミネートリストを作る。

その後、第2回投票が行なわれる。
100人のベテラン映画人が、第1回投票の結果からさらにふるいにかける。
最後に、もっとベテランの50人の選出委員が、
金像奨の最後の決定権を持つのである。
彼らは第2回の選出の結果から、投票で各賞を選んでいく。
金像奨協会主席は投票するとは限らないが、
選出結果が伯仲するときは、重要な最後の1票を投じる。

方平はこの過程で既に偏りが生じると明かした。
というのは、過去1年間に公開された映画を、
審査委員全員が見ているわけではないからだ。
見なかった映画についての審査では、
他の人の意見を参照することになるだろう。
他の委員がある映画に投票するのを見て、
それなら、自分もそれに入れておこうとなる。
このような決め方が、他のやはり見ていない委員に伝染しやすいのである。

隠れたルールその2:会社の力の強弱が審査委員に影響する

香港では芸能界システムが発達し、様々な規模の芸能事務所が林立している。
力の強い芸能事務所は金像奨の選出に直接影響を与える。
例えば今回主演男優賞にノミネートされた、任達華とレオン・カーファイは、
2人とも中国星の俳優であり、どちらも「黒社会」で選に入っている。
「長恨歌」もレオン・カーファイでノミネートされた。

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04月06日(木)
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