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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■チャン・イーモウと「LOVERS」A
青梅煮酒話埋伏――「LOVERS」評A
「LOVERS」の主役たちを、もし評価するとしたら、
チャン・ツーイーは一番評価がしやすい。
つまり、普通、なのだ。
チャン・ツーイーには彼女なりの独自の長所があると感じるが、
しかし、資質としては、決して天成の優れた演技者ではない。
役柄の理解はもちろん、演技についても、充分でないところがある。
チャン・ツーイーが一番優れているところは、真面目に演じているということだ。
彼女が、常に、真に厳しい訓練を経てきた名人達と
共演してきたことを忘れてはならない。
みたところ、チャン・ツーイーは非常に努力しており、
その集中振りが、ある程度彼女の演技の欠点を補っている。
チャン・イーモウの作品で、チャン・ツーイーは基本的に
すべて普通の出来=\―高くもなく、
低くもないという評価をもらうことができる。
これはおそらく、チャンのデビューが早すぎて、
訓練が不足していることに関係があるだろう。
きっと1、2年の内に、演技はもっと伸びると思う。
チャン・ツーイーの脱ぐ℃ナ居について言うと、
小生は笑ってしまう。
チャンが脱ぐ≠フは、そのセクシーさの表現というよりは、
勇敢さの表現と言ったほうがいい。
思わず無鉄砲という言葉が連想されてしまう。
動作も大きく、怖い≠ニいったほうがいいのを見ると、
彼女は芸能界では、比較的真面目な娘なのかもしれないと推測する。
アンディ・ラウは実にいたましい。
この役は、全く彼の得意とするところと違うのだ。
アンディはあらゆる技を使って一生懸命やっているが、
チャン・イーモウの感覚を遠くつかむことができていない様子が見える。
小生の評価はあまり高くない。不合格である。
芝居の中で劉捕頭は小妹の感覚をつかむことができなかったが、
芝居の外でも劉(ラウ)天王は、
チャン監督の肝心な部分をつかむことができなかったように見える。
アンディは、正義の士をやるのに慣れており、
この全身邪気のかたまりを演じると、1つ1つ、どこかがいつも変なのだ。
彼自身、多分そういう感じがしたのだろう、
だからわざと極悪非道で陰険狡猾な顔つきを作り出してみたが、
いかんせん、これは彼の得手とするところではない。
個人的には、もしアンディ・ラウと金城武の役を取り替えたなら、
アンディは充分に演じきると思う。
この劉捕頭の役は初めと終わりでは落差が大きすぎる。
まじめに演じたら多分、気が変になるだろう。
といっていいかげんに演じようとしても、
これは全編の最大のキーとなる役なのだから、実に難しい。
アンディがどうしたらよいかわからなかったのも無理はない。
誰が代わっても、うまく演じられるかどうかはわからない。
おそらく一番いいやり方は、うまく演じようとしないことだろう。
監督の要求に従ってきちんと演じればそれでいいのだ。
アンディは優れた俳優として、ぬいぐるみの操り人形になることに適応できず、
このきわめて難しい位置にあって、イーモウを手伝おうといつも思っていた。
イーモウの方も、おそらくアンディをあまりコントロールすることはできず、
その結果、手伝えば手伝うほど忙しくなる、
といった感じになってしまったわけだ。 (続く)
(薩蘇的BLOG 2006.2.17)
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