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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■金城武・唯一無二@(I-Weekly)
これもシンガポールの雑誌からです。
「I-Weekly」最近号に載ったインタビュー記事ですが、
この雑誌でよく武のことを書いている楊麗玲さんの筆になるものです。
2年前、「ターンレフト、ターンライト」で久しぶりに
シンガポールを訪れた時にもインタビュー記事を書いています。
(2003年10月にご紹介)

「ターンレフト〜」「LOVERS」のときの作品評は辛口のものでしたが、
今回、「如果・愛」に対しては、今年一番好きな映画と言い、
武についても、武を欠いてはこの映画はありえないと、12月1日号にあります。
ただ、そちらはネタバレが含まれるので、その心配があまりない、
12月15日号のほうを、連載で掲載することにしました。


金城武 唯一無二@

マスコミは彼を談話や文章で攻撃する。
私はここのところ何日も本当に困惑し、
自分はうわべしか見ていなかったのだろうかと疑い始めていた。

真相とは何だろう。
AとBとCとDの意見が一致したら、それは真相に決まり、ということなのか?
否! 否! 否! 
真相とは、決して少数が多数に服することではない。
歴史でも、地球は太陽の周りを回っていると信じるイタリアの哲学者ブルーノは、
人々を惑わす者として火あぶりにされたのではなかったか?
しかし、何度も耳にしていると……しまいには、信じやすくなる。
信じたら、それが真相だと思い込む。

香港の雑誌「JET」は、最近武を表紙に使い、
インタビューをしたが、その結びにこう書いた。

「読者は、ひょっとしたら、こう思われるかもしれない、
何にも新しいことはないじゃないかと。
確かに。
申し訳ないが、金城武の答えは本当に大したことを言っていないのだ。
他の記事を読んでみても、
内容のある金城武のインタビュー記事はほとんど見ない。
(中略)グチを言うのではなく、ただ不思議なのは(感服するほどに)、
このような自分の世界にひきこもる青年が、
一体どうして芸能界でやっていけてるのだろう?
(中略)どうしてそれが可能なのだろう?
これは非常に興味深い現象で、逆にだからこそ、
私はこのような、小細工を弄することのない芸能人を良いと思うのだ。
もしかしたら、金城武を好きな他の人たちも、
彼の見てくれだけでなく、そういうところが好きなのかもしれない」

まさしく急所をついた言葉である。
金城武をいいと思う人は、当然ながら、
彼の性格を深く知り/思いやり/理解している。
だが、芸能人が小細工を弄しないなら、
話題作りのできないマスコミは、自分でそれをやるのである。
小細工を弄する≠ニは何ぞ?
いや、例をあげよう……

あるマスコミが2年前、撮影のときに準備不足で、
何枚か撮った時点で電池がなくなってしまったと言ったので、
撮影時間は当然のことながらそこで終わってしまった。
2年後の今日、その同じマスコミが同じカメラマンを寄越した。
撮影が半ばまで進んだ時、カメラマンが電池を使いきってしまったと言った。
実はこれはうそで、金城武の反応を試すためにわざとやったのだ。
後でそう話していたが、かなり得意そうだった。
故意にわなを仕掛けるという、このやり口が
小細工を弄する≠フ定義である。

そして大事なのは、金城氏がこのとき、何の反応も示さなかったことなのだ。
だから、そのマスコミの記事も、この件に一言も触れていない。

ええ、私は、人が悪い噂を面白がるものだということは、もちろんわかっている。
そうだ、他人の富や名声を憎むのも、普通のことだ。
めったに姿を見せないスターが、それは違うと言うのは、
間接的に自己を高めることでもある。

彼に会うのは5回目だ。
彼はいつでも同じように、礼儀正しい態度と気持ちをくずさない。
今回の取材で、私たちはマスコミの中では一番最初に彼に会った。
30分間、ソファにすわってこちらを向き、笑顔をよく見せ、話も多かった。

インタビューが終わったとき、耳には、
あの低いがよく通る声がまつわりついて離れなかった。

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12月19日(月)
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