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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「Perhaps Love」記者会見おさらいA
ツイ・ハークとチャーリー・ヤンはベネチアに到着したそうで、
今日から映画祭は開幕。
「如果・愛」のPL組は、ジャッキー・チュンがやっぱり行けなくなりましたが、
8日ベネチア到着ということで、ファンもそろそろ忙しくなりそう。(^^)

30日付の羊城晩報(大陸)の記者が、
北京でポストプロダクションに大忙しのピーター・チャンに、
仕事の合間をつかまえてインタビューしていますが、
金城武についての部分だけ抜き書きします。


「記者 金城武は非常に無口な人ですが、
コミュニケーションをとり始めて、難しいことはありましたか?

チャン 正直を言うと、彼はぼくが一番心配していた出演者でした。
彼は話すのが好きじゃない。
ところがぼくは、話すことでコミュニケーションを
深めていくことしかできない監督だ。
彼が話嫌いだと聞いたときは、本当に心配しましたよ。
ところが、なんと、初めて顔を会わせたとき、
彼はたくさん質問を投げかけてきたんです。
撮影中、ぼくたちはずっと論をたたかわせ、
そのことで、彼の役はどんどん完全なものになっていった。
これは予想もしなかったことでした」


以下、ニュースのおさらいの続き。


「如果・愛」の映像、初めて公開される

今年のベネチア映画祭の閉幕作品に決まった中国語映画「如果・愛」の、
ベネチアへの出発を前に盛り上げるイベントが、25日、北京で挙行された。
監督のピーター・チャンは、できたばかりの13分間の予告編をたずさえ、
主演女優のジョウ・シュンと共に出席し、
これまで神秘のとばりに包まれていたミュージカルシーンも、
この予告編によて、初めてその一部が姿を現した。
幸運にも一足早く目にすることのできたマスコミ記者100人余りは、
この映画の風格を一致して肯定的に受け止め、
特にジョウ・シュンと金城武の演技には拍手が湧き起こった。

13分の予告編は、ピーター・チャンが2日前、
香港で編集を終えたばかりの最新版である。
この映画の動く映像としては初めての露出だ。
予告編全体は、3つの歌によって、自然と3つの部分に分かれ、
それぞれ、ジャッキー・チュン、ジョウ・シュン、
金城武とチ・ジニが歌を聞かせている。
チャン監督の話では、予告編に使われた内、2曲は
この映画のためのオリジナルだそうだ。

だが歌よりもさらに人を惹きつけるのは、
ジョウ・シュンとジャッキー・チュンとの美女一瞥≠フいくつかのシーンと、
金城武の非凡な魅力を持つ感情表現である。
何人もが口々に、予告編中のジャッキー・チュンの天王級大スターの歌唱力に
改めて感嘆させられたと言い、
金城武はここ数年来、ずば抜けた演技だと言い、
ジョウ・シュンは「ラヴソング」でのマギー・チャンに匹敵する
スター性を発散していると言うのだった。

「如果・愛」は35念ぶりの中国語ミュージカル恋愛大作である。
作中、ピーター・チャンの一貫した恋愛物のスタイルが
ここでも見られるのに加えて、
その絢爛たるミュージカル部分も、当然マスコミが最も期待しているところだ。

昨日公開された13分の映像の中で、ピーター・チャンは、
ある程度抑えつつ、劇中劇≠フミュージカルシーンを展開してみせた。
そして、衣裳や道具はもちろん、人物の造型、歌と踊りの振り付けまで、
ことごとくがマスコミの一致した賞賛を得た。

特筆すべきは、いくつかのミュージカルのクライマックスシーンが
すべて集団演技になっていることで、
このことからもインドの名振付師の力がうかがえる。
マスコミに認められたことで、初めて内地で大変な仕事を手がけた
監督のピーター・チャンも、ほっと一息ついたのである。
彼に言わせれば、歌と踊りは映画の中心ではなく、
観客を映画館に呼ぶ、華麗な衣である。
「外側がいいと思えて初めて、
観客は腰を下ろして中身を楽しむことができるのだ」

「如果・愛」は、半月前に、ベネチア映画祭当局によって閉幕作品に選ばれており、
9月10日、ベネチアで世界最初の上映が行なわれる。

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08月31日(水)
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