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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■張偉平、オスカーへの抱負を語る・3
オスカーは中国映画のワールドカップ
昨年、チャン・イーモウ監督と共に「英雄」をたずさえ、
アカデミー賞授賞式に出席した張偉平は、
アカデミー賞の,、中国映画にとっての重要性を
いっそう深く認識するようになった。
だから、張張<Rンビの、アカデミー賞における、
戦っては負け、負けては戦いの突撃精神も理解できる。
張偉平は、去年、チャン・イーモウと授賞式会場に入ったとき、
学ぶことが多々あったという。
「前も後ろもハリウッド・スターだった。
そのとき、私とチャン・イーモウは、オスカーは確かに違う、
唯一無二の影響力と、世界中の注目を呼ぶ力を持っていると、
大きな感慨を持った。もちろん、映画祭は授賞式だ。
出席するスターの数や人気など総合的な要素がすべて
アカデミー賞自体の知名度に反映される。
以前、三大映画祭に行ったとき、
ハリウッド・スターが数人姿を見せただけで大騒ぎになっていたものだ」
そのときから、張偉平は中国映画が世界に進出するには、
アカデミー賞が最良の足場であるとますます深く意識するようになった。
「我々が何度もアカデミー賞に参加したのは、ただ賞を得るためではなく、
全世界で最も注目されるアカデミー賞によって、
中国映画を世界に進出させたいと願ってのことだ。
ちょうど中国サッカーにとってのワールドカップのように、
オスカーは中国映画のワールドカップなのだ」
オスカーは埋伏≠フ天下に
張偉平にとってずっと残念なことに、
張張<Rンビはかつてカンヌでパルム・ドール(金の椰子)を摘み、
ベルリンで金の熊を抱き、ベニスで金の獅子に見事届くことが出来たが、
ただオスカー像だけが欠けている。
しかし、今年はこの歴史を変える可能性は高い。
「十面埋伏」があるからだ。張偉平は自信をもってこう豪語した。
「『十面埋伏』はオスカー獲得の力を完全に備えている」
昨年、「英雄」がアカデミー賞を逃したのは、
アメリカの合作相手の戦術の失敗の他に、作品自体にもある欠点があった。
たとえばストーリー性の弱さなどである。
今回、「十面埋伏」がストーリー性を強化したほか、
出演者の陣容、美術、音楽面でも十分に力を注いだことで、
再び挑戦する決意であるのが見てとれる。
「去年、『英雄』が最優秀外国語映画賞を争ったとき、
他の各賞も狙うことを考えた。
だが、最終的には働きかけがうまく行かず、機会を失した。
アカデミー賞の規定では、外国語映画賞に参加する作品は、
条件にかないさえすれば、他の賞レースにも
参加することができることになっている。
イタリアの「ライフ・イズ・ビューティフル」が、
最優秀外国語映画賞を獲得しながら、
ベリーニが主演男優賞を勝ち得たようにだ。
「グリーン・デスティニー」は外国語映画賞と同時に、
オリジナル映画音楽賞など3つの映画賞を得ている。
張偉平は、「十面埋伏」は外国語映画賞を狙うほか、
各賞レースにも参加することを考えると語った。
埋伏$術のもと、きっと良い戦いとなることだろう。(終)
(青年時報 2004.3.2)
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