ID:23473
武ニュースDiary
by あさかぜ
[6277868hit]
■張偉平、オスカーへの抱負を語る・2
4日の青年時報によると、「Lovers 十面埋伏」は国内版・国際版で
内容を変えることはせず、全く同じものになるとのことです。
また、第2弾スチールは4月初めに公開、
前の報道にあったように、ウクライナでの雪景色。
遅々として進みませんが、昨日の続きを。
原因は米アカデミー賞の「ユダヤ」テーマびいきに
国内の監督で最もオスカーに近いのは誰かと問えば、
もちろんチャン・イーモウをおいてない。
チャン・イーモウと張偉平が生み出す作品は、
世界の大映画祭を総なめにしたあと、
オスカーで恨みをのむ結果となっている。
張と張<Rンビが何度も挫折している原因は一体何なのだろう?
去年、オスカー授賞式に参加した張偉平の言葉にはいわくがある。
「実力で行ったら、我々は完全に受賞可能だ。
だがオスカーにはある奇妙な法則がある。
ユダヤが題材の映画にぶつかると、必ず敗れる。
アカデミー賞審査委員会はユダヤ系が多くを占めているので、
ユダヤ人の苦難を描くものはとりわけ好まれるのだ」
振り返ってみると、こういうことがわかる。
去年「英雄」がドイツの「Nowhere in Africa」により苦杯を喫したが、
これがユダヤがテーマの映画だった。
もっと昔にさかのぼれば、「紅夢」はイタリアのコメディ
「エーゲ海の天使」に破れている。これは第二次大戦が題材の反戦映画だ。
1990年、「菊豆」が、同じく第二次大戦の話である
「ジャーニー・オブ・ホープ」に負けた。
もしもこのような題材の映画に負けたのが1度なら、偶然だろう。
2度、3度となれば、これは法則である。
張偉平が指摘するのもむべなるかな。
現実に、アカデミー賞審査員会は第二次大戦ものがお気に入りである。
特にユダヤ人の不屈の精神を描いた映画は、業界で公民権を得てもいる。
(続く)
投票所
BBS 23:55
03月04日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る