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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■雑誌記事(ELLE MEN 9月号A)●ビオテルム・イベント動画もう1本
ぼくの気持ちは、いい映画にしよう! ということ。とても単純です。

――俳優とスターの違いをどう考えますか?

武 その質問は……ちょっと待って。
いい俳優はいいスターにはなれないということかな?
ぼくもわかりません。
それは全部周りの人が決めることで、みんながどう見るかなんだと思います。
もし、自分でやりたいことと、出会った仕事が違うとしたら、
結果は全然違ってくるでしょう。
ちょうど、さっきぼくが「自分をつかまえてくれる人」がとても大事だと言ったように、
すごくスターになりたいと思っているのに、
非常に優れた監督に出会っていい俳優に撮られてしまう。
またあるいは、いい俳優が、監督につかまって逆に花瓶になる人もいる(笑)。
それもいいでしょう、とてもいいスターになるチャンスを得たのだから。


彼はいつも、他の人にどう見られようと気にしないと言う。
とてもこだわりのない様子に見える。
神秘的、あるいは控えめ、扱いにくい、あるいは他人行儀、
それは生まれながらの性格なのか、それとも自己防衛なのか。
彼は、すべては見る人次第で、当人とは関係ないと考えている。
ファンから離れ、芸能界から離れ、人々の群れからさえ遠く離れ、
ただ、シンプルでいたいだけなのだ。

40歳という不惑の年齢が少しずつ近づいてくる。
「朝日と夕陽を愛で、存分に呼吸し、大自然の素晴らしさを味わう」ことを好む。
金城武はおしゃべりが苦手で、社交的なものには腰が引けてしまう。
相手が決まり文句のお世辞を言っているなと気づいてしまうと、
もう話の後を続けることができず、たちまち固まってしまう。
たとえ、演技について質問されても、
その当時、どう考えていたかを忘れている訳ではないのに、
手柄は全部すっぱり監督のものにしてしまい、
まるで自分は言われたとおりにしただけのような態度をとる。

タン・ウェイは「撮影が済むと、彼はすぐ車に消えてしまうのよ」と笑っていた。
「投名状(ウォーロード)」の撮影中、あるはっきりとした対比が見えた。
アンディ・ラウが冗談を喜色満面で語り、周りを聴衆観客がびっしり取り囲んでいる。
だが金城武は、ただ静かに端に座っているので、
周りの者はとてもクールな人間に感じ、あえて近寄らない。
「何を話したらいいかもわからないんですよ。
ぼく、前に一度やってみたことがあるんです、明るく、たくさんしゃべるようにして。
でも、結局本当に下手なんですよね」  (完)



●ビオテルム・イベント動画もう1本

新しいものじゃないんですが、これは記録として載せておきたいかなと。
「商演」についての反問も出てきます。




   BBS   ネタバレDiary   22:15

09月04日(日)
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