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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■smart maxのインタビューA(更新)
それとも、あなたと監督が討論する中で生まれてきたものですか?
一番好きなところはどこでしょう?
「後編はまだ見ていないので、どこが一番かはわからないけれど、
でも、監督が加えたそのユーモラスな部分は、大好きなんです。
ぼくの「赤壁」の最初の撮影シーンは、ぼくにとって、一番大事なシーンでもあったんです。
孫権を説得しに東呉に行き、そこの文武百完と渡り合う芝居で、
台詞がすごく長かったので、何日もかかって暗記しました。
本を読むと頭が痛くなるんだということを、初めて知りましたよ(笑)。
頭ががんがんするまで暗記をして、初日、
新しい環境、大監督、おまけに有名な中国の俳優たちがずらっといて、
ぼくだけがしゃべる。プレッシャーはほんとに大きかったです。
その上、監督もまだいろいろと試している段階で、
そのシーンの撮影にはかなり時間がかかり、すごく疲れました。
ここは割にまじめな感じで演じることができるところだったので、まだよかったのですが、
このときから、監督からはずっと、もっと活発にできないかとずっと注意を促されました」
――映画を見た批評家やマスコミの中には、
映画の台詞が現代的すぎると言う人もいますが、あなたはどう感じますか?
「ぼくは……いいんじゃないでしょうか。
台詞には現代的なところがありますが、受け入れられる程度だと思います。
とにかく、監督が撮るのは三国の歴史映画じゃなく、
赤壁の英雄たちとそのシチュエーションを使って、
ジョン・ウースタイルの映画を撮ることなんですから。
実際は大部分の役の台詞は結構古い、厳粛なもので、
それに監督の軽いユーモアの要素を加え、
1つの映画にその対比が現れるというのは、成立しうると思います。
それにあの笑いの部分では、そのユーモアセンスをみな、受け取ることができると思う」
――劇中、鳩が敵軍に向かって飛んで行くシーンがあります。
これは、ジョン・ウー映画の「白鳩」スタイルの延長と考える人が多いのですが、
あなたはこの場面はなんだと思いますか?
それとも、後編に答えはあるのでしょうか?
「答えはあると思いますが、ぼくもまだ後編は見ていません(笑)。
監督は白鳩が敵軍に飛んで行く動きを通して、
全貌と敵の巨大な陣容を説明しようとしています。
もちろん鳩が飛ぶのは、任務があるからでもあります。
というのは、孫尚香があちらにいるので。
我々は鳩による伝書を利用することで、初めて相手の行動をつかむことができ、
計略は成功の見込みが生まれる……この話はあとの方で出てきます。
が、このシーンは実にきれいに撮れているなあと思いますね」
――今回、「赤壁」には、大勢の中国香港台湾日本などの演技派の俳優たちが共演しています。
この顔ぶれは、二度とないでしょう。その中で忘れられない経験がありましたか、お話しください。
「ぼくが共演シーンが一番多かったのはトニー・レオンで、
それと魯粛とのいいシーンも多かったですね。
草船借箭や東呉行きは、みんな彼の勧めによるものですから。
今回とても良かったのは、中国でこんなにたくさんの
有名な演技派俳優の演技を見ることができたことだと思っています。
彼らの演技を見て、揺さぶられましたし、いい影響を受けましたし、またとても嬉しかったです。
それにみんなとてもいい人たちでした。
彼らの演技法、台詞回し、発声方法は実際ぼくらと違うもので、影響されました。
あれは学んで得られるものではなく、どのくらい吸収できるかは人によります。
ただ1つ残念だったのは、チャン・フォンイーの演技を現場で見られなかったこと。
彼の曹操はすごく良かった。とても味があります。
それで、彼に言ったんです、あなたの軍に身を寄せて、いっしょに演技したいものだと」
――あなたが一番共演シーンが多いのは周喩――トニー・レオンですが、
彼との共演の経験を少し話してくれますか?
「トニー・レオンとの共演……ぼくは、あまり難しくはありませんでした。
なぜかというと、ぼくらが演じるものはすでに1つの枠があり、
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08月13日(水)
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