ID:23473
武ニュースDiary
by あさかぜ
[6278503hit]
■smart maxのインタビュー@
台湾の雑誌「smart max」8月号は、表紙と4ページの記事が金城武。
記事は2ページがアルマーニ武の写真で、今までに見たのとほぼ同じですが、
やや大判の雑誌なので、素敵に見えます。
「赤壁」についてのインタビューが、私は結構面白かったので、以下に。
Special Interview 金城武
彼は「如果・愛」の情の深い男優であり、また「投名状」の義を重んじる匪賊でもあり、
さらには「死神の精度」の冷やかに人間を見る死神でもある!
金城武、この控え目な態度、ミステリアスな行動の国際大スターは、
今、「赤壁」の、当代並ぶものなき軍師、諸葛亮に変身、
白衣をまとい、羽扇を揺らめかせて、この伝奇的な役を、
厳めしさを捨て、活力を注ぎこみ、ユーモラスな新しい風貌で現してみせた。
――諸葛亮はあなたが子どものころから尊敬している人物だそうですね。
初めてこの役を引き受けた時のお気持ちを話していただけますか?
このような、時代を超越した魅力を持つ人物をどのように理解しましたか?
「ぼくは、三国のいろんな人物が好きなんですよ。
彼だけでなく、英雄たち1人1人がクローズアップされていて。
でも、孔明はちょっと特別。賢くて、孫子の兵法を熟知していて、
完全に頭脳を使うタイプで、武術にはよらない。
関公がなぜ人々に崇拝されるのかはわかります。
要するに彼はとても勇敢だから。
でも、孔明となると、あまりよくわからない。
自分がもっと賢くなりたいと思っているから、
孔明があんなに人に崇拝される原因を、すごく知りたいのかもしれないですね。(笑)
この映画のオファーのことを知ったときは、ちょうど「投名状」の撮影中でした。
すぐ、スタッフに、この良い知らせを持って飛んで行きました。
みんな、とても喜んでくれて。
で、中国の人たちはみんな言うんです。
『そういうことなら、中国のテレビドラマ「三国演義」をぜひとも見なくちゃ』。
絶対見なくちゃいけない、唐国強の孔明はいいと、みんな言うんです。
『一番いい演技してるのは彼だよ』って。
ジェット・リーもそう言うので、よけい見ないわけにいかない。
ついでに三国の話をちょっとおさらいもできました、演義バージョンですけどね。
それとは別に、違う著者の孔明伝も何冊か探して読んで、その一生や戦法について知りましたけど、
本が違えば、書いている人も違い、少し異なる個所もいくつかあるのがわかりました。
でも、誰のが正しいというようには思いません。
結局、1つの出来事が起こったとき、見る角度は人によって違うし、記された考えも違う。
だから、そういう違いはそんなに重要じゃない。
ただ、いくつかの共通点が強調されていて、そういう共通点のほうが重要です。
現場に行けば、監督の求める孔明もまた違いました。
監督は英雄たちを、演義バージョンにこまごまとこだわるのでなく、
むしろ義侠心と団結力の感覚でとらえたがっていました。
曹操でさえ、悪役じゃあないんですよ!
蜀漢と孫呉から見れば曹操は敵ですが、第三者の観点からすれば、曹操は実は英雄。
ぼくは、三国志全体の中では、曹操こそが主役ではないかとさえ思っているぐらいです。
監督は、その視点から映画を撮っています。
なので、周瑜と孔明の関係を含め、すべての人間関係もそうなります。
監督は、周瑜は孔明を嫌っていたとは考えない、逆に2人は互いに認め合う関係だった。
といっても戦乱の時代ですから、君には君の主君があり、私には私の主君があり、
もちろんそれに従うけれども、君のことは高く評価する。
君が素晴らしいことも知っている。
できれば敵同士にならず、共に力を合わせて行動するのが一番いい――。
ぼくも、みんなの持っているイメージや、資料から読み取れる孔明、
あるいは民間伝説の中の孔明を全部ミックスして表したいと思いました」 (続く)
BBS ネタバレDiary 0:20
08月12日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る