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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■ついに登場(EA)●娯楽亜洲のインタビュー@(赤壁)
ぼくはこの映画では曹操には全然会わない、チャン・フォンイーとは全く会っていないんです。
けれども現場でチャン・フォンイーの出番を見てる。
というのは、彼には彼の戦略があり、ぼくらにはぼくらの策がある。
監督は面白いものを撮りたい。
撮影済みの映像を流して見て、それからぼくらの側の話を撮る。
例えば、監督が男優たちそれぞれをしっかり把握しているのを見ると、
ああ、監督はこの男の魅力をちゃんと出しているなと感じるんです。

――そうそう、あのとても味のある、英雄の気魄ね。

武 そういうものは、監督のセンスだと思うんです。
練習して出せるものではない、けれど、それに感化されることはできる。

――ところで、監督があなたに電話してきて、あなたは「赤壁」出演をすぐに決めたと聞いてます。

武 んー、実はぼくが初めて監督に会ったのはずっと昔のことなんですよ。
彼が「フェイス・オフ」の宣伝で東京に来て、彼が東京にいるとき、ちょうどぼくも東京にいた。
それでなぜかわからないけど、食事に誘ってきたんです。
もちろんぼくは、わあ、いいぞ、
もう1人のファンみたいに――ぼくも「フェイス・オフ」を見たし、
もちろん「男たちの挽歌」とか、全部好きだし、一緒に食事ができるのはもちろんいいなと思いました。
ずっと緊張していましたよ。
それで、ちょっとおしゃべりをしてから、不意に監督が聞くんです。
「ところで金城君、君はどんなタイプの映画をやってみたいか?」っていうふうに。
ぼくはすぐ、コメディです、って答えた(笑)。
そしたらマネジャーが下の方でぼくの太ももをつねるんですよ、
(顔真似、口真似しながら)
「アクション映画よ、なんでコメディだなんて言うの!」って(笑)。

――2丁拳銃、二刀流!

武 それが初めて彼と会ったときですね。
そのときの感じは、とてもいい人、かわいい人。
それで2度目が金馬奨だったはずです。
ぼくも後で、金馬奨で一緒にプレゼンターをやったなと思い出したんですが、
それから、最初の電話が突然かかってきて、それでオファーされたんです。

ぼくは、もちろんぼくもすごくびっくりして、
だって、「赤壁」のことは長いこと国内でも国外でも語られていて、
出演者も全員決まっていたし、急にこんな話がきたので、
本当を言うと、そのときはちょっと信じられなかったです。
それから……あー、ホントなの? あー、ぼくなの? いいけど、できるんだろうか?
できるかなと思いました。うん。
そのころ、ぼくはとても疲れていたんですよ。
(走るように手を振りながら)「投名状」がようやく終わるところで、
9か月走り続けてきた(笑)、戦い続けてきた感じ。
もちろん、ジョン・ウー監督だってことが1番の理由です。
それと……孔明ということ。あー、孔明は闘わなくていい、いいぞ(笑)。

――トニー・レオンが、あの甲冑が痛いと言ってましたよ。
あなたは幸せだって(笑)。

武 だけどさ、それは、
あなたが自分からやらないって言ったんじゃない(笑)。
ぼくはそうしか言えない。でも、彼はすごく義侠心のある人だなあとも思います。
今回彼が戻ってきたのは。
というのは、ぼくがそのニュースを知ったとき、監督からの電話の後で、
まずトニーに電話して、聞いた。
いったいどうしたの? 実際すごく心配だったから。
本当に、新聞やみんなが行っているように、体力が原因なのかって。
そうしたら彼は本当だと言いました。
「色、戒(ラスト、コーション)」に出演して、その撮影のとき、
本当に精神的に能力を全部注ぎ込んで、疲れを感じていた。
それで、「赤壁」は大作すぎて、やりとおすことができないんじゃないかと不安になったんだと。   (続く)


BBS  ネタバレDiary  1:30

08月02日(土)
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