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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■主播會客室のインタビューA
トニー・レオン オフでも親友です。ですから、共演はすごく気持ちがよく通じ合いました。
ジョウ・シュン 彼がとても映画を愛しているのがわかりました。
ジャン・レノ 前途あり、才能もある俳優と競演できて実にうれしく思います。
――やってみたい役はあります?
武 「如果・愛(ウィンター・ソング)」が終わってから、恋愛映画が1本もないんです。
兄弟の情ばっかり(笑)。男同士の情を描くものばかりなんですよ。
――もし、選ぶなら、男同士の情の物語より、恋愛映画のほうが好き?
武 「如果・愛」のとき、ピーター・チャンに言ったんです、もう恋愛映画はいい、って。
――なぜなの?
武 わからない。そのときは急にこう……わからないけど、
ぼくはまだ何かをやれるのかと考えてた。
今は恋愛映画がやりたい、兄弟の情義はもういい(笑)。
――監督になりたいと思ったことはありますか?
大監督と大勢一緒に仕事をしてきたでしょう、
だからひそかに学ぶものはあったんじゃないんですか。
武 前はやりたいと思ってました。後になって、監督のやることを見たら、
大作の撮影を見たら、思いましたよ、「アイヤー、監督はやめだ、すごく疲れる」(笑)
――俳優のほうがまだいい。
武 とてもしんどい。現場で、監督がすごく大変なのに落ち着いてあそこで座って、
自分のやりたいことを追求しているのを感じました。すごく敬服します。
――資料を見てみたら、デビューのころは創作的な仕事もしていたんですよね、
曲を作ったり、詞を書いたり。
映画のほうでもこんなの、撮ってみたいというのありますか?考えたことはない?
武 考えましたよ。全部、断片ですけど。全部、断片だけ。
でも、ぼくはコメディを撮ってみたいです。
――コメディは難しいわよ。
武 難しい。コメディが一番難しいと思ってるんですよ。
――他人を笑わせるのは、泣かせるよりもっと難しいわよね。
武 そう、だから試してみたい。コメディを。
メッセージのあるのもやってみたい。でも、メッセージ物は難しい。
人によって考えが違うから。
――たくさん恋愛映画に出たでしょう、どの映画が一番心に残ってます?
あるいは、どれが一番あなたの恋愛観に近い?
私は「心動(君のいた永遠)」が大好きなの。
武 ああー、「心動」、「心動」ね。ぼくも大好きですよ。
――名作よね。
武 「心動」は、シルビア・チャンの脚本がいいし、監督としての力もすごくある。
雰囲気全体がいいですよね。
――あれはすごく悲しい物語ね。
武 多分、悲劇だから、普通のハッピーエンディングじゃないから、
だから特別なものに感じるのかも知れないですね。
――みんなも、心残りがあるからこそ美しいのだと思ってるわね。
武 大切なものを学ぶという感じ。
――相当心に残ります。
武 そうですね。
「日本×台湾+中国香港=金城武」
――みんな、あなたのことを、日本人で、台湾人みたいでもあり、
香港によくいるから中国人のようでもあると思ってるけど、
あなたは自分はどこの人だと思ってますか?
私も、どこにいても受け入れられてない感じがするの。
武 今は、どこの人だとか考えない。
聞かれたら、台湾育ちだと言うでしょう。それは事実だから。
――そうね。
武 (ふっと笑う)台湾育ちで、でも仕事は香港とか日本とか、全部よその国で、うん。
――情を感じるのはどの地方? 台湾?
武 台湾なのはどうしようもないですよね、そこで育ったんだから。
母も台湾人だし。ぼくが最初に話せるようになった言葉は台湾語なんです。
――台湾語なの?(笑)
武 はい。台湾語が一番うまく話せると思いますよ(笑)。
――そうなの?(笑) でも、あなたが台湾語話しているのは合わないわね(2人笑う)。
武 近所隣や遊び相手が全部台湾人で台湾語を話してましたからね。
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07月22日(火)
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