ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 殺人ギョーザの波紋どこまで広がる
 私はここで何回も中国の野菜及び野菜を中心として加工品の輸出に反対の記述をしてきた。十数年前、有名なレスター・ブラウン氏が「だれが中国を養うか」と長文のリポートを発表した。その根拠は、中国全体としては水不足の国なのである。レスター・ブラウン氏は将来「誰が中国人民を養うのか」という問題提起をしている。

 水不足が原因で、早晩中国は食料の輸入国になるとの視点に立っているのだ。中国の首都北京の砂漠化を懸念するリポートに接する機会が何回もあった。野菜及び野菜を中心とした加工品の輸出は「水」を輸出していることなのである。
「水」を輸出するより、首都の砂漠化を防ぐために「水」を使うべきでないか。

 繰り返すが中国は、12億人国民に食料を供給するだけでも立派なことなのである。あえて、食料を輸出して国際的な信用を落とすまでもないと思う。

 夕刊フジの報道の一部を引用しよう。
1、北京五輪に暗雲が立ちこめてきた。中国が開催の絶対条件として国際社会に約束した「食の安全」が“殺人ギョーザ”事件で大きく揺らいでいるからだ。
2、“殺人ギョーザ”事件が発生しており、中国当局が受けた衝撃は図りしれない。
3、米国では、ヒラリー・クリントン、オバマ両民主党候補がともに中国製品の安全性を批判したこともあり、ギョーザ事件を契機に米世論が一気にチャイナフリー(非中国産)に大きく傾く可能性がある。
4、国際社会からギョーザ問題の解決を突き付けられており、「解くにも解けない矛盾を抱えた、まさに内憂外患だ」と指摘する。胡政権は発足以来、最大の危機を迎えているわけだ。
5、その他省略

殺人ギョーザ”で北京五輪重大危機…開催危ぶむ声も
2008/2/2 夕刊フジ
毒ギョーザ”観光業界追い打ち…五輪特需に冷や水
2008/2/2 夕刊フジ

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殺人ギョーザ”で北京五輪重大危機…開催危ぶむ声も
2008/2/2 17:01  夕刊フジ

 北京五輪に暗雲が立ちこめてきた。中国が開催の絶対条件として国際社会に約束した「食の安全」が“殺人ギョーザ”事件で大きく揺らいでいるからだ。被害者が1000人を突破した日本だけでなく、米韓まで非難を強めている。中国発の新型インフルエンザの世界的流行まで懸念されており、8月の五輪開催に重大な危機が迫る。

 中国は国家の威信をかけ、北京五輪を成功させようとしている。北京市内にあるメーン会場「国家体育場」(通称・鳥の巣)でも、8月の開会式に向け、急ピッチで建設作業を進めている。

 その矢先に、“殺人ギョーザ”事件が発生しており、中国当局が受けた衝撃も図りしれない。

 無理もない。中国の食の安全を統括する国家品質監督検査検疫総局の魏伝忠副局長(当時)は昨年10月、本紙などの取材に対し、「食品に関する非常に厳しい基準と監視システムを設けた。万一、問題が発生してもどこに原因があるか追及できるシステムを構築した」と胸を張っていたほどだった。

 ペットフードや練り歯磨き、養殖魚など中国産の有害物混入が相次ぎ、五輪への不安が世界に広がったのを受け、中国は食品の安全管理体制を大急ぎで整備してきた。

 「確かに、零細な食品工場もあるが、五輪ではHACCP(国際的衛生管理基準)を取得した優良企業だけが選手や観光客に食べ物を提供する。日本の皆さんに安心して五輪に来てとお伝えください」。魏副局長はこういって笑みさえ浮かべていた。

 だが、問題の“殺人ギョーザ”を製造した「天洋食品」がまさにHACCPを取得した代表的な優良企業。総局幹部が「模範」としてPRするため、わざわざ視察先に選んでいた工場でもあったのだ。

 事態を重く見た中国政府は即座に捜査当局の介入を決め、「工場で毒物は検出されなかった」との結果を発表、異例の早さで動いた。だが、原因は不明なままだ。

 中国に詳しいジャーナリスト、富坂聰氏は「当局の落としどころとしては『証拠がない以上、努力したが、原因が分からなかった』と迷宮入りにするか、時間がたってから『一従業員による個人的仕業だった』と持っていくしかないのではないか」と推察する。


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02月05日(火)
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