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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■若者の両親殺害の悲劇
今月は両親の殺人事件が2件あった。いかなる理由があるにせよ、19歳の少年が両親を鉄アレイで殴り殺すなどは考えられないことだ。また28歳の若者が、両親に加えて姉までも金づちで殴り殺したというからショックな話だ。
水戸市の無職少年(19)は午前0時ごろ、別々の部屋に寝ていた中学校教諭の父(51)と元小学校教諭の母(48)の頭や顔を、自宅にあった4キロの鉄アレイで10回程度殴って殺害したという。子供に殺されるという意識が働いたと思うが、その瞬間の気持ちはいかばかりであろう。また父が勤めていた中学校関係者は、先生の死を子供たちにどう説明すればよいのか困惑しきっているだろう。 少年は調べに対し「大学に入らなかったので両親から“習い事をしろ”、祖父からも“何をやっているんだ”と責められたので、皆殺しにしてやろうと思った。・・・」(スポニチから)などと供述しているという。
茨城で起こった28歳の青年による両親と姉の鈍器による殺人は陰惨さを感じる。殺害の動機が何であれ、24日昼ごろお母さんの澄子さんを包丁で刺し殺し、同日午後1時半ごろに姉の石津幸江さん(31)を金づちで殴打して殺害、同5時半ごろ茨城県土浦市の博物館副館長である父飯嶋一美さん(57)が帰宅した時金づちで殴り殺したと説明している。昼に母、午後1時半に嫁いでいた姉、夕刻に父親を殺すのだから殺人鬼のようだ。息子に襲われる瞬間の父の苦しみはどのようなものであろう。以前に書いたことがあるが、学校の先生などエリート家庭に起こりがちな悲劇といわねばならない。
家庭教育の根幹は何だ!と改めて問いたくなる。
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癒しの森473 2004年11月29日
第2回うどんの会
今日のうどんの会は急遽3名出席出来なくなって、前回と同じく22名参加のうどんの会となった。ミニコンサート(11時30分〜12時)曲名は第一回と同じく1、里の秋 2、赤とんぼ 3、初恋 4、ペチカ 5、私の大好きなお父さん(オペラ アリアから) 6、涙そうそう 7、母の7曲であった。最初に全員で里の秋を歌う。このスタートで参加者の心が一体となって結ばれたようだ。それから続く木村かおるさんの歌声は、参加者の心を動かし最後の母の曲では感動して、目頭を押さえる人や涙をこらえる人も少なくないのだ。スピーカーを使わない生の声は、言い知れない感動を覚える。まさに音楽は、心を結ぶ世界の言葉である。
私の作る一二三うどん(妻の実家が昔、一二三亭という料亭であったのでこの名前にしたもの)が好評であった。以前は1度に22人分のうどんを用意するのは大変であったが、今回あたりから慣れてきたようだ。食事が終わると妻が参加者の紹介をし、それぞれにスピーチをしていただいた。今回はアナウンサーの小野沢裕子さんの感動的なスピーチがあった。
小野沢さんは11月3日に山古志村祭りのイベントに参加することになっていた。ところが、今回の地震で一番打撃を受けたのがこの山古志村であった。皆さんのことが気掛かりで11月3日は山古志の皆さんと一緒に過ごそうと避難所を7箇所回り激励して歩いた。その時の人々の様子を話されたが、時々こらえきれずに涙する場面がとても感動的であった。妻は、心根の優しい素敵な女性の小野沢裕子さんを囲む会を作りたいと言っていた。
・食文化 うどんが織り成す 人の輪に 感動流れる 今日のひと時
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11月29日(月)
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