ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■女児誘拐殺害 街から笑顔消える 
 奈良市の小一年の有山楓(かえで)ちゃん(7つ)の誘拐、殺害事件は街から笑顔が消えるほどのショックを与えている。通学路で連れ去られ、殺害されるショッキングな事件に、子供たちには不安そうな表情が目立つという。外出も親と一緒の姿が多く、街からは笑い声が消えてしまったのだ。
死因は水死であったことが分かった。楓ちゃんの肺に残っていた水が水道水だった可能性の高いことが20日、奈良県警捜査本部の調べで分かったという。また、飲んだ水の量は少なく、水に顔を押しつけて短時間で殺害した可能性が高いという。捜査本部は遺体の状況から、浴槽のようなものを使ったとみており、犯行現場の割り出しを急いでいる。

 楓ちゃんは、持ち主の居場所を知らせる機能を持つ携帯電話を持っていた。近所の人によると、楓ちゃんが迷子になったことがあり、「これがあれば安心」と母親江利さんが持たせていたという。犯人から着信のメール。「(母親の)江利さんは身体中が震え出してうずくまり、「娘を助けてください」(.11月19日・ 奈良新聞から)と取り乱した様子だったという。母親に楓ちゃん添付画像が送られるなど現代社会を象徴しているような事件である。母の願いも空しく楓ちゃんは、悪魔の手にかかって短い生涯を終えた。楓ちゃんの死亡を知った担任女性教諭は「ショックで泣き崩れた」(引用同)という。この事件の恐怖は「娘はもらった」と犯人が送りつけたメールの異常性であろう。
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癒しの森464                      2004年11月20日

          休養(良く眠る)を取ること

 以前何回も書いたが、私たちの最大の癒しは良く眠ることだと思う。私はやや疲れ気味であると、文章が書けないという決定的な現象が出る。こんな時は1時間前後眠るようにしている。その人が疲れているかどうかが、唾液の中に含まれるウイルスによって判定できる時代が来るようだ。「長めの休暇を取ると唾液(だえき)に含まれるヘルペスウイルスが減ることを、東京慈恵会医科大の近藤一博教授(微生物学)らが確認した」(11/20 朝日)という。仕事による疲労がウイルス量に反映している可能性があるのだ。見えない疲労度を評価する目安に応用できそうで、横浜市で21日から始まる日本ウイルス学会で発表する。

 20〜40代の男女の研究者や会社員計20人に、今年の黄金週間に1週間の休暇をとってもらい、仕事や旅行を控え、なるべく室内で静養してもらった。「連休の前後に2回ずつ唾液を採取。・・・休暇前には18人と17人からウイルスが検出されたのに、休暇直後では4人しか検出されなかった」というのだ。近藤教授は「休養を取ることで、仕事の疲れで増えていたウイルスが減った」とみている。ともかく、疲れたら休養を取る生活習慣が必要なのである。
   
  ・疲れると 発する信号 さまざまに 唾液も変わる 不思議な身体
     
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11月20日(土)
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