ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
[257383hit]

■厚生省、年金改革案を公表 
 厚生労働省は17日、年金改革に関する同省案を発表した。この厚生省案の輪郭は既に報道されていたがその骨子は次の通りである。

1、保険料を来年度から毎年段階的に引き上げ、22年度(18年後まで)に年   収の20%(現行13・58%、労使折半)に固定する。
2、給付水準は現役世代の手取り収入(初任給から退職時までの収入の平   均)の50%から50%台半ば(現行59%)を維持する。
3、147兆円の積立金を22兆円残して95年かけて取り崩し給付に当てる。
4、基礎年金の国庫負担は2分の1(現行3分の1)に引き上げる。(財源は大  蔵などとの協議が必要な案件であり明示せず)
5、離婚時には厚生年金を夫婦で分割。(現行は基礎年金の部分のみ)
6、国民年金保険料は、O5年度から毎年引き上げて、11年度までに17300円   (現行13300)。
7、その他省略
 
 この年金改革案はよほど強力な内閣でないと法案がまとめられないと思うほどのテーマである。厚生労働大臣のみならず与党全体として、年金に対する国民の不信、経済団体の猛反対をどう乗り越えていくか、まさに政治決断の時がここ1〜2ヶ月余りで訪れるのである。
 
 この厚生省案に対して経済4団体「絶対反対」の決議を行なっている。反対の理由として「保険料率の引き上げは、雇用コストの上昇となり、大企業、中小企業の収益を圧迫し、国際競争力の低下を招く」としている。しかし、ヨーロッパの主要国の年金保険料が20%前後になっており、上記の反対理由だけでは説得力がないと思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森94                            2003年11月20日
             音の色彩を輝かせて(2)

 梯剛之さんは1997年の20歳の若さから全国各地でリサイタルを開催して大きな反響を呼んでいる。1997年9月26日東京NHKホールの感動的なコンサートを伝える記事を引用したい。曲はモーツアルトのピアノ協奏曲第13番 「絶妙な呼吸で澄んだ音が流れる。・・・各曲の演奏が終わると感極まった指揮者の秋山和慶は『モーツアルトの再来だ』と絶賛した。・・・拍手がいつまでも鳴り止まなかった」と報じていた。凡人が感想を記述する資格もないが、人間の能力の限りなさに驚嘆するのみである。これだけのピアニストを育てた母郁子さんはどんな人なのだろう。
 
  ・ この母の 海より深き 愛ありて 息づくいのちが 大樹とならん 
 
 梯剛之さん語る。「音楽というのは生命みたいのもの。雨が降ったり、太陽が出たりすることで自然が息づいている。自然に対して養分を与えると同じように、音の色彩という養分を与えることで感動が『パーッ』と広がってゆく。その感動をいかにインスピレーション(霊感)に直結させて聞いている人に届けるか。その基本はどの曲も同じです」と。 音楽の世界で深い悟りを自覚している語録である。人の心に感動を与える大音楽家に母郁子さんが剛之さんを育てたことになる。

  ・この母が 教え育てし 剛之あり 感動伝える 二人の絆

 (本文、短歌も1997年10月19日に日々の映像から。短歌は修正して掲載)






11月20日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る