ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■イラク攻撃・フセインの独裁体制の崩壊

 独裁体制側にいた軍隊、民兵、警察官、行政職員の姿がバクダットから消えた。フセイン独裁体制の崩壊は、彼ら体制側にいた人間の失業を意味すると同時に、抑圧されてきた大衆からの憎悪、復讐が予測される。体制側にいた彼らは、この復讐を恐れて身を隠しているのだろうか。10日時点のバグダットの一部は無政府状態となっている。
 
 バスラ、バクダットで大衆が暴徒となって、公共施設、店舗、ホテルなどからの略奪が頻発している。「政府や軍施設を襲い家具、コンピューター、四輪駆動車までを奪っている。・・若者や中年男性らが貿易省におしかけ、食料、エアコン、冷蔵庫、テレビを持ち出したほか、天井に吊り下げられた扇風機を取り外し盗んでいる・・」(9日・毎日から)市民が鬱積した増悪を発散させている面もあるが、極限の貧しさがその背景にあるのだろうか。
 
 大半の市民は「抑圧された社会から『解放』された喜びを爆発させた」(同)ことは確かで、現地の記者は「圧力なべのふたが吹き飛んだようだ」と表現している。それにしても、市民は暴徒となって略奪行為、フセイン他の指導者は何処かへ逃走という姿をみると、この国の平和と安定は大変な時間がかかるようだ。

04月11日(金)
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