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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■イラク攻撃・イラク兵捕虜の哀れさ     
 独裁者フセイン大統領に従わざるを得なかったイラクの民衆・兵士たちは、3回の戦争で どれだけ屍の山を築くのだろう。1回目はフセイン体制になった翌年の1980年にイラクが仕掛けたイラン・イラク戦争が始まり8年間も戦った。2回目は1990年8月、クウェイトに侵攻、湾岸戦争となる。しかし、多国籍軍に徹底的に攻撃され兵士は犬死の山を築く。3回目の今回はどうか、ブッシュ政権の批判もあるが、時代が独裁者を許さないのだ。
 
 インターネットで戦争報道を読んでいると、死にたくない!生きたい!というイラク兵の心音が伝わって来るような記事がある。イラク南部の捕虜収容所にいる9000人を超えるイラク兵の95%が「国際赤十字経由によるイラク政府への連絡を拒否している。・・捕虜になった事実がイラク政府に知られれば家族が罰せられる、と恐れているのが理由」(6日・ヤフー)という。このことで、フセイン大統領がいかに恐怖政治をしていたかが分かる。
 
 よって、捕虜の家族に消息を伝える手段がないのだ。家族に自分が生きていることを知らせないなどという悲劇はどこの世界にあるだろう。「捕虜の大半は西側諸国への亡命を希望する」(同)という。自分が生きていることを家族に知らせず亡命を希望する、まさに哀れ、極限の不幸だ。ただし、フセイン大統領が倒されれば、これらの人達はまさに解放となる。


04月09日(水)
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