ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
[257987hit]

■中越沖地震の記録 (17)
 同所の女性(65)も中越地震後に自宅の土台を補強し、床を張り直していたが、今回の地震で全壊した。「多額の費用をかけたのにやり切れない。うんざりだ」と力なくつぶやく。

 同村十日市の山沿いの一角。瓦や壁にブルーシートが掛けられた住宅が軒を連ねる。屋根をすっぽりシートで覆われた家もあり、被害の大きさを物語る。会社員で農業も営む近藤正弘さん(55)の家は中越地震後に傾いた柱を元に戻し、玄関の壁や廊下も新しく張り替えたが、再び損壊した。

 米の乾燥機がある作業小屋は全壊。業者からは小屋の撤去費用だけで、約100万円かかると言われた。「農家は自宅以外に作業小屋の撤去があり、費用が余計にかかる。耕作機械が壊れた人も多く、作業をやめる高齢者が増えるかもしれない。行政は小屋の再建費用も支援してほしい」と訴えた。
新潟日報2007年7月26日



10、被災廃材の石綿飛散に注意を  新潟日報

 中越沖地震の被災地で、倒壊した住宅の廃材処理や解体作業の際にアスベスト(石綿)を飛散させないよう、県は注意を呼び掛けている。

 県は26日までに、建物の損傷でアスベストが飛散する恐れがあったのは十日町市のビル1棟だけと確認。このビルは損傷場所を応急的にシートで覆い、周辺への飛散は避けられた。

 一方、一般住宅でも多く使われているアスベストが練り込まれたボードなどの建材は、破砕したりしなければ飛散を避けられる。

 業者には建材を破砕せず、袋に入れるなどして飛散を防ぐ処置が周知されているが、一般の人やボランティアが誤った方法で処理することが懸念されている。県環境対策課は「正しく処理をすれば飛散することはない。破砕などしないよう注意してほしい」としている。
新潟日報2007年7月26日

11、北陸道の完全復旧は1年半後  新潟日報
 東日本高速道路新潟支社は26日、会見を開き、中越沖地震で被災し、一部区間で片側1車線通行となっている北陸道の完全復旧が1年半後になるとの見通しを示した。今年8月の旧盆の期間のみ、暫定的に片側2車線を通行できるようにする方針。

 2004年の中越地震では、関越道の完全復旧までに約2年掛かった。

 中越沖地震では北陸道を中心に、高速道路の橋やトンネルなど土木構造物260カ所と、サービスエリアの建物など施設70カ所が損傷。26日現在、大積パーキングエリア―柿崎インターチェンジ(IC)間で、一部区間を除き片側1車線となっている。

 帰省ラッシュによる渋滞を緩和するため、8月11日までに応急的な舗装修復などを行い、片側2車線で通行可能にする。暫定復旧区間の制限速度は50キロ。同月20日以降に、再び通行規制を行い、工事を再開する。

 また、通行止めになった一般道路の迂回(うかい)路確保のため、長岡IC―能生ICを無料で通行できるようにした措置は、通行止めが解除されたが当面継続する。
新潟日報2007年7月26日

07月27日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る