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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■完全水際対策に限界があるのだ
 行動計画は、強毒性の鳥インフルエンザを想定したもので、様々な行動制限が含まれる。しかし新型は弱毒性とされ、国は行動制限に伴う社会経済への影響の大きさに配慮したとみられる。仮に強毒性であれば「国内発生早期」で対応したのではないか。
 水際対策は今後も続けるべきだ。発症の約1日前から感染力があり、発症者を見つけて検査する今の方法では、完全に食い止めることはできない。しかし、水際で少しでも見つけ、感染の広がりを遅らせることが大切だ。時間を稼ぐ間に、ウイルスの特徴を解明できるかもしれないし、病院への患者集中や欠勤者続出による極端な社会機能の低下を防ぐこともできる。
 また、航空機の同乗者の追跡調査が行われているが、毒性からみれば、同乗者全員の厳重な隔離は必要ない。同乗者は、しばらく外出を控え、体調が変化すればすぐ関係機関に連絡してほしい。今のところ、国内で深刻な事態になる可能性は低い。感染が広がる前に正しい知識を深め、次なる事態に備えることが大切だ。
(2009年5月10日 読売新聞)






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森光子さん:国民栄誉賞受賞へ 17人目 
 河村建夫官房長官は11日の記者会見で、女優の森光子さん(89)に国民栄誉賞を授与すると発表した。今月下旬に正式決定する。森さんは9日、主演する舞台「放浪記」(菊田一夫作、三木のり平潤色・演出、北村文典演出)で、上演回数2000回を達成した。
 授与理由について河村長官は「2000回の大変な金字塔を立て、他人ではまねができない大事業、前人未到の業績だ。麻生太郎首相も国民栄誉賞に十分値すると判断した」と述べた。
 森さんは14歳でデビュー。初演の1961年以来演じ続ける「放浪記」の林芙美子役は、単独主演回数としては国内最高。公演回数は千秋楽の29日で2017回に達する。
 1977年8月に創設された同賞は「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があった人」が対象で、森さんは17人目。麻生政権では作曲家の故・遠藤実さんに続き2人目となる。【坂口裕彦】


森光子さん、「放浪記」上演2000回 89歳の誕生日に
                       2009年5月9日 日経
 女優の森光子さんが9日、東京の帝国劇場で舞台「放浪記」の上演2000回を達成した。代役を立てない単独主演としては前人未到の記録。「この舞台と巡り合えて、本当に幸せです」と喜びをかみしめていた。
 この日は森さんの89歳の誕生日。悲願の記録達成のため、毎日欠かさない屈伸運動のヒンズースクワットを150回から200回に増やし、体を鍛えてきた。観劇した中村勘三郎さんを「2年前に共演したときよりも元気だ」と驚かせた。
 「放浪記」は、極貧生活から流行作家になった林芙美子の自伝的小説を下敷きに、菊田一夫が劇化、初演は1961年。休憩を挟み4時間近い舞台で、芙美子役の森さんはほぼ出ずっぱり。この年齢で肉体を酷使する演技を日々こなすのは、世界でもあまり例がない。(09日 20:14)
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森光子「放浪記」初演は61年10月
 ◆森光子(もり・みつこ)本名・村上美津。1920年(大9)5月9日、京都市生まれ。尋常小6年時に伯父の嵐寛寿郎の芸能プロに属し、娘役や歌手として活動。戦後は大阪で喜劇女優となるが、58年に劇作家菊田一夫に誘われ上京、芸術座「花のれん」に出演。59年に演出家の岡本愛彦氏と結婚するが後に離婚。ライフワークの舞台「放浪記」は61年10月20日が初日で「1人の女優による同一舞台」として最長記録を更新中。舞台では芦屋雁之助とコンビを組んだ「おもろい女」に出演。ドラマでは70年にスタートした「時間ですよ」シリーズなどに主演した。74年から14年間、ワイドショー「3時のあなた」の司会も務めた。98年文化功労者。05年文化勲章。
 [2009年5月9日21時12分
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05月12日(火)
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