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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 北京五輪が閉幕
競泳男子のマイケル・フェルプス(米国)が1大会個人史上最多の8個の金メダルを獲得し、陸上男子短距離ではウサイン・ボルト(ジャマイカ)が3種目をすべて世界新記録で制し、この大会の2大ヒーローとなった。
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五輪閉幕へ―北京に刻んだ歓喜と涙
2008年8月24日 朝日社説
どんな華やかな祭りにも終わりが来る。蒸し暑さに秋の気配も感じられる北京の五輪はきょうが最終日だ。
競技会場とその周辺に限れば、心配されたテロや大きな混乱はなかった。大会の主役はまさに200を超える国や地域から集まった選手たちだった。そのことにまず胸をなで下ろす。
「どれほど記録を伸ばせるか、わからないわ」。そう笑ったのは陸上女子棒高跳びで連覇したロシアのエレーナ・イシンバエワ選手である。屋外で重ねた世界記録の更新は14度目だ。
日本にとっては、王者米国を倒したソフトボールが後半戦のハイライトだった。上野由岐子投手が2日で3試合、400球を超える熱投。「体力だけでなく、頭がパンクする」ような疲れをねじ伏せ、球技で32年ぶりの金メダルをもたらした。「まだまだ投げられる」という鉄腕ぶりが頼もしい。
陸上男子のトラック種目としては史上初のメダルとなった400メートルリレーの「銅」も忘れがたい。
敗者にも心に残る姿があった。柔道男子で2大会連続の金メダルを狙った日本選手団の主将、鈴木桂治選手は初戦で敗れた。「今は何も残っていない。やり残したこともない」
人の強さと弱さ、勝利への執念と敗北の無念さ。勝負のあやと非情。そうしたことが選手の姿と言葉からにじみ出て、片時も目を離せなかった。
五輪はナショナリズムを呼び起こす。そんな中で印象的だったのは、女子バレーの米国を銀メダルへ導いた郎平監督と、シンクロナイズド・スイミングで中国に初のメダルをもたらした井村雅代コーチだ。中国の元スター選手と日本を代表する指導者が母国を離れて献身的に指導する姿は、国境を軽やかに超える新鮮さを感じさせた。
女性でいえば、中東イスラム圏からの参加が目を引いた。長く宗教的な理由でスポーツへの道を閉ざされてきた人たちだ。地味だが、着実な変化を実感した大会でもあった。
視線を中国に移せば、「百年の夢」だった五輪開催の気負いが目立った。開会式での独唱の少女の「口パク問題」など過剰な演出がたて続けに明らかになった。大会の成功を願うあまりとはいえ、少々やりすぎだったろう。
観客席では中国選手の活躍には五星紅旗が乱舞したが、他国の選手へ拍手する余裕は乏しかったようだ。露骨なブーイングがあったのも残念だった。今回の五輪の体験をスポーツを楽しむきっかけにしてほしい。
競技施設を惜しみなく建て、人を大量に動員する。そんな豪華な五輪は今回の中国が最後だろう。質素で中身の濃い祭典をどうつくるか。その課題は4年後のロンドン大会へ引き継がれる。それは16年の五輪に立候補している東京が解くべき問題でもある。
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北京五輪閉幕 疑問残した中国流運営
2008.8.24 02:51 産経新聞
■この経験をどう生かすのか
世界の注目を集めた北京五輪が閉幕する。
参加選手の総数でも、競技場・関連施設の規模でも史上最大級の大会だが、これまでのところ、運営自体に支障をきたす大きな混乱はなかった。中国政府や五輪関係者の努力を評価したい。
競技面では世界中を沸かせた場面が数多くあった。北京最大のスターは、やはり競泳男子で7つの世界新記録を更新し、8種目制覇の偉業を達成したフェルプス選手(米国)だろう。
陸上百、二百メートルで2冠のボルト選手(ジャマイカ)は、長い間米国が君臨してきた陸上短距離界に吹いた新風である。金メダル獲得競争を独走した中国選手団の活躍も五輪史に刻み込まれた。
≪よく踏ん張った日本≫
金メダル9の日本選手団も、よく踏ん張った、とねぎらいたい。なかでも、五輪2大会連続で男子百メートル、二百メートルの平泳ぎを制した北島康介選手の奮闘が光る。
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08月25日(月)
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