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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■中越沖地震の記録 (8)
 新潟県中越沖地震で避難所生活を続ける被災者130人を対象に、読売新聞が18日、アンケート調査を実施したところ、2004年の中越地震の教訓を生かした備えができていなかったと回答した人が半数以上にのぼった。
 中越地震を経験した地域だが、9割近くは「その後の大規模地震を想定していなかった」とした。また、自宅で元の生活に戻る見通しを持てない人は4割に達している。
 調査は、柏崎市内の避難所12か所で、本紙記者の聞き取りで実施した。
 回答者は男性61人、女性69人。年齢別は30代26人、40代24人、50代18人、60代31人、70代以上31人。中越地震を経験した人は、93%にあたる121人だった。
 しかし、再び大きな地震があると思っていなかったと答えたのは、全体の87%にあたる113人。「今すぐにあると思わなかった」「前回は被害が少なく、『人ごと』と甘く見ていた」といった声が上がった。
 中越地震を教訓に食料備蓄などの備えをしていたかどうかを質問したところ、72人(55%)が「備えていなかった」と回答した。いったん備蓄したにもかかわらず、その後に飲食したまま補給せず、今回の地震に見舞われたケースもあった。
 現在の避難所生活での不満(複数回答)については、仮設トイレを中心とした「衛生状態」が最も多く38人。入浴や洗面、洗濯などの「生活用水」(27人)、「飲料水・食料不足」(12人)、「(隣の人の話し声など)騒音」(8人)、「プライバシー」(6人)などが続いた。「ない」と答えたのは29人だった。
 ボランティアに対する要望(自由回答)では、「自宅などの片づけ」の32人が最多。回答者の大半は、2人暮らしの老夫婦など、人手が足りない世帯だった。
 被災した自宅の再建のメドについては、58人が「たっている」「ある程度たっている」と回答。しかし、54人は「まったくたっていない」と答えた。
(2007年7月19日3時1分 読売新聞)
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7、柏崎原発の火災対策、IAEAが2年前に不備指摘
 新潟県中越沖地震で火災が起きた東京電力の柏崎刈羽原子力発電所に対し、国際原子力機関(IAEA)が2005年6月、火災対策の不備を指摘していたことがわかった。
 東電は指摘を受けて対策を見直したが、今回は消火に約2時間かかっており、改善が不十分だった可能性が出てきた。
 指摘したのはIAEAの運転管理評価チームで、世界13か国の原子力専門家とIAEA職員ら計16人で構成。04年11月に同原発で職員への聞き取りや現場の状況視察などを行ったうえで安全管理体制を評価した。
 05年6月に公表された評価報告書は、〈1〉火災対策を専門に担当する組織が存在しない〈2〉消防団はあるが、訓練を受けていない団員や、定期的な所内巡回をしていない団員がいる〈3〉火災対策を話し合う委員会が2年間開かれていない――などと指摘。「火災対策の組織や火災訓練を強化する必要がある」と改善を求めた。
 東電によれば、IAEAの評価後、消防署と合同で消火訓練を実施し、所内に「防火管理者」を選任するなどの改善に着手。昨年5月にIAEAの再評価を受け、「課題は解決した」との評価を得たというが、今回、実際には、初期消火に手間取るなどしていた。
(2007年7月19日3時5分 読売新聞
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8、柏崎刈羽原発、東電が安全点検に数か月の見通し
 東京電力は18日、新潟県中越沖地震でトラブルの多発した柏崎刈羽原子力発電所について、安全性の点検に数か月はかかるとの見通しを示した。また、地震を起こした海底の断層の独自調査にも乗り出すことを明らかにした。
 会見で東電原子力・立地本部の上津原勉・立地地域部長は、現在停止中の7基の発電設備をそれぞれ調べ、評価していくには、人員の手当てもあって数か月かかる見込みで、現状で運転再開のめどは立っていないと説明した。
 また、海底の断層調査開始は早くても8月下旬で、調査、分析に約半年かけ、年度内には結果が出る見込み。

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07月18日(水)
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