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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■大学生の3月末時点での就職内定率は91.8%
いくつか数字や周辺状況について補足すると、まず一つは「計測開始の1997年度分以降、1999年度の91.1%に次いで低い値」という表現だが、当時の大学進学率は38.2%・2009年は50.2%で、進学率には12.0ポイントの差がある。これだけを見ると「進学率が上昇しているのだから、就職率が下がっても仕方が無いのでは」とする考えもある。しかし【平成21年度学校基本調査速報(文部科学省)】の【大学・短期大学への進学率の推移(PDF)】に目を通す限りでは同時に18歳人口も減少を続けており、同じく【高等教育機関への入学状況(過年度高卒者等を含む)の推移(PDF)】を見ると「高等教育機関への入学者数」はむしろ減少する傾向にある。「進学率の上昇で大学生が増え、結果として内定率が減少した」わけではない。
また、冒頭「就職戦線は高卒・中卒にとって厳しい状況にある」としたが、これは高校新卒者において、
05月21日(金)
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