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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■アイスランドの巨大な割れ目噴火
 16日は欧州全域で離着陸する航空機の6割に当たる1万7千便以上が欠航。17日も同規模の欠航となりそうだ。英国ではスコットランド地方などで一時、空港閉鎖が解除されたものの、英航空当局は同日、「状況は悪化している」として再び全空港閉鎖に踏み切った。

国際航空運送協会(IATA)は航空会社の減収が1日当たり2億ドル(約184億円)以上と予測。空の物流も完全にストップし、英紙フィナンシャル・タイムズによると、これまでの損失は10億ドルに達したとの見方も出ている。
 英航空会社ブリティッシュ・エアウェイズの株価は3%以上下落。ドイツのルフトハンザ航空が4%、フランスのエールフランスの持ち株会社が3・4%株価を下げた。
 一方、英国と欧州大陸を結ぶ高速鉄道「ユーロスター」は16日に続いて17日も満杯の状態。ドーバー海峡を結ぶフェリーにも予約が殺到している。ドイツではレンタカーの借り出しが急増している。
 英国ではこの時期、イースター(復活祭)休みを利用して修学旅行を行う学校も多く、帰国の予定が遅れている。日系企業の間では混乱が長引くことへの懸念も広がっている。
 北極圏に接する世界最北の島国アイスランドは大西洋中央海嶺の真上にある火山島で、130の火山があり、約5年周期で噴火を起こしている。過去5世紀で最大だったのは1783〜84年に起きたラキ火山の噴火で、島民の4分の1が死亡。火山灰は欧州の上空を覆って数年間にわたる異常気象と食糧不足を引き起こし、フランス革命の引き金になったとされる。今回の噴火は数キロ東のカトラ火山の噴火を誘発する恐れがあるため、影響の長期化を懸念する声が上がっている。

火山灰、ロシア到達…欧州空港閉鎖24か国に
    2010年4月17日20時28分 読売新聞
 【ロンドン=大内佐紀、是枝智】アイスランドの火山噴火による欧州の空の乱れは17日も収束の気配がなく、火山灰は風に乗ってロシア国内まで到達。

 欧州の航空運航状況を統括するユーロコントロールなどによると、空港閉鎖は旧ソ連圏のベラルーシやウクライナにも広がって少なくとも24か国に及んだ。
 17日午前(日本時間同日夜)現在、航空機が運航しているのはスペイン、ギリシャなど南欧に限られ、混乱の影響は欧州の経済、社会生活にじわじわと広がっている。
 ユーロコントロールによると、17日は全欧州で運航が予定される約2万2000便の7割強の約1万6000便が飛べなくなるとの見通しを示した。日本航空では、15〜18日の4日間で欧州便の運休は計36便で、8000人以上に影響するとみられる。
 欧州最大のロンドン・ヒースロー空港の発着停止措置は18日午前1時(日本時間同9時)まで延長された。空の足の回復の見通しが立たない中、鉄道や自動車、船舶の需要が高まり、混乱は陸や海の足にも拡大している。
 アイスランドでは、エイヤフィヤトラヨークトル氷河の火山噴火が17日も続き、付近の住民も避難したままだ。16日には同国沿岸警備隊機が上空約9000メートルで火山灰を確認したという。
(2010年4月17日20時28分 読売新聞)

04月18日(日)
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