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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■都議選・自民歴史的な惨敗
しかし、麻生降ろしがなかなか具体化しないのは、党内に有力な「ポスト麻生」候補が見当たらないためだ。中堅・若手に待望論がある舛添要一厚生労働相は11日、記者団から意欲を問われ「みんなでやらなきゃ。1人だけでやるような話ではない」とかわした。08年9月の総裁選に立候補した与謝野馨財務・金融担当相や小池百合子元防衛相への支持も広がっていない。
こうした中、古賀誠選対委員長は12日、富山市での講演で「党内には『表紙を替えたらいい』という意見がまたぞろ出ているが、こんなに党内がふらふらした経験はない」と麻生降ろしを批判。菅義偉選対副委員長も同日の民放番組で「麻生(太郎)首相で衆院選を戦うのか」との質問に「間違いない」と断言した。
党幹部が麻生降ろしを否定するのは、衆院選の洗礼を受けないまま首相のたらい回しを続ければ世論の一層の反発を招くと踏んでいるためだ。公明党からは「首相を支える側も、降ろそうとする側もばらばらだ」との嘆きも漏れる。
麻生首相周辺では週明け以降の麻生降ろしに先手を打つため、早期解散を模索する動きもくすぶる。自民党伊吹派会長の伊吹文明元幹事長は12日夜、東京都内で、衆院解散・総選挙の時期について「どこかで信を問う必要があるのは当然だ。(選挙は)近いと思う」と記者団に語った。
しかし、勝算のない「破れかぶれ解散」に対しては「都議選直後の解散は影響がもろに出る。大負けするだろう」(公明党幹部)との悲観論が大勢だ。国会会期末(7月28日)ギリギリまで解散を先送りし、8月30日か9月6日の投票に持ち込んで時間を稼ぐ意見が強まっている。自民党が都議選で議席を減らしながら「郵政解散」による直後の衆院選で圧勝した05年の例はあるものの、今回は反転攻勢の材料に乏しい。
仮に麻生首相が退陣すれば、自民党は新たな総裁を選んで衆院選に臨むことになる。いったん国会を閉会して臨時国会を召集し、新首相を選出して解散するシナリオも考えられ、その場合は衆院議員の任期満了(9月10日)後に衆院選がずれ込む可能性もある。【中田卓二】
◇民主、早期解散狙う
都議選の躍進で勢いに乗る民主党は13日に麻生内閣不信任決議案と首相問責決議案を提出し、攻勢を強めたい考えだ。与党多数の衆院で不信任案が否決されれば自民党内の「麻生降ろし」の動きが弱まると想定。野党多数の参院では問責決議案を可決し、審議拒否に踏み切ることによって首相に解散を促すことを狙っている。
「国政レベルでの解散先延ばしと自民党の混乱に都民がノーを突き付けた」。岡田克也幹事長は12日夜、「第1党」達成を受けた党本部での記者会見で語った。鳩山由紀夫代表は同日午後、長崎県雲仙市で記者団に「できるだけ早く不信任、問責を提出し『解散して信を問いなさい』と伝える大きなチャンスだ」と強調した。
民主党は13日、党幹部会や社民、国民新両党との調整を経て不信任決議案などの提出に踏み切る意向で、社民、国民新両党幹部は12日夜、大筋で賛同する考えを示した。参院で問責決議案が可決されても拘束力はないが、自身の手で解散したい麻生太郎首相に対し決断を促す材料にはなる。国対幹部は「参院での問責可決後に麻生首相が解散すれば、史上初だ」と指摘。早期の衆院解散に持ち込むことで鳩山氏の献金虚偽記載問題に対する与党の攻撃をかわす思惑ものぞく。
12日投開票の奈良市長選でも民主推薦候補が勝利し、民主党は4月以降、千葉など3政令市長選と静岡県知事選に続き主要地方選5連勝。岡田氏は都議選結果を受けた談話で「この間の首長選挙、都議選、奈良市長選で民意の赴くところは明白だ」と指摘。次期衆院選へ向け「政権交代をかけた最後の決戦に臨む」と強調した。【上野央絵】
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2、社説:都議選自民敗北 もはや逃げは許されぬ
毎日新聞 2009年7月13日
与党にとって、衝撃的な審判である。衆院選の前哨戦である東京都議会議員選挙が12日投開票された。民主党が躍進し都議会第1党の座を初めて奪い、自民党は議席を大きく減らした。自民、公明両党は勝敗ラインとしていた過半数勢力の確保にも失敗した。
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07月14日(火)
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