ID:22831
『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ 新型インフルワクチン、事前接種開始
いま、このタイミングで事前接種が必要なのか。専門家の間でも見方は分かれる。賛成派、反対派の研究者が意見を交換しようと7月下旬には、シンポジウムも開いた。
西村秀一・国立病院機構仙台医療センターウイルスセンター長は「大規模接種は、効果と危険性のバランスをよく考えるべきで、透明性ある十分な議論が必要だ」と慎重な実施を求める。
一方、今回の接種に携わる国立病院機構本部の伊藤澄信・医療部研究課長は4日、「今回のはあくまでワクチンの安全性と持続性、効果をみる臨床研究の位置づけだ」と記者らに説明。接種拡大は研究結果による、との政府方針を強調した。
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新型インフルエンザ対策、医師らに大流行前ワクチンの接種開始
2008年8月4日22時07分 読売新聞
新型インフルエンザ対策を検討している厚生労働省の研究班(研究代表者=庵原俊昭・国立病院機構三重病院長)は4日、医師ら6400人を対象に大流行前(プレパンデミック)ワクチンの接種を始めた。
有効性や安全性を確かめる臨床研究の一環で、大流行時に最前線で働くことになる医師や検疫所職員らを対象に、全国約60病院で10月ごろまで順次接種し、来春をめどに結果をまとめる。
この日、都内にある協力病院の一つでは、医師や看護師ら59人が上腕部に接種した。
大流行前ワクチンは、新型インフルエンザに変異する可能性がある強毒性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)を基に作製されたもの。
有効性と安全性が確認できれば、警察官や電力会社職員など1000万人に接種する方針。
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新型インフル:ウイルスの増殖助けるたんぱく質特定 東大
毎日新聞 2008年7月10日
世界的な大流行(パンデミック)が懸念される新型インフルエンザウイルスなどの増殖に必要なヒトのたんぱく質を、東京大医科学研究所の河岡義裕教授(ウイルス学)の研究チームが世界で初めて特定し、10日付の英科学誌ネイチャーに発表した。症状を緩和する新薬の開発に役立つ可能性がある。
研究チームは、ヒトの遺伝子と共通点の多いショウジョウバエのゲノム(全遺伝情報)を分析。ハエの持つ遺伝子の9割に当たる1万3071個が作るたんぱく質から、インフルエンザウイルスと反応する110種類を見つけた。このうち、ヒトが感染している強毒性鳥インフルエンザ(H5N1型)と、Aソ連型(H1N1型)のウイルスの増殖を助けるヒトに共通する3種類のたんぱく質を突き止めた。H5N1型は、ヒトなどの体内で変異して新型インフルエンザの原因ウイルスになるとして警戒されている。
従来の医薬品は、ヒトの細胞上でウイルスの感染や増殖を抑える仕組みだったため、細胞が異常を起こし副作用をもたらす恐れがあった。
河岡教授は「今回特定したヒトのたんぱく質とウイルスの結合を阻害する物質ができれば、副作用を抑えた抗ウイルス薬やワクチンになる」と話している。【関東晋慈】
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新型インフルエンザ:流行時「病床確保」…13府県のみ
毎日新聞 2008年7月21日
新型インフルエンザが大流行した際、感染患者の入院病床を確保できる見通しが立っているのは13府県にとどまることが、毎日新聞の調査で分かった。感染が疑われる患者を一般患者と接触させずに集中的に診るため、国の行動計画が設置を求める「発熱外来」も、設置場所が決まっているのは8県しかない。医療スタッフを確保できる見通しがあるのは1県にすぎず、医療体制確保が進んでいない実情が浮かんだ。
大流行した場合について国は、国民の4人に1人が感染し、最大約2500万人が医療機関を受診、約200万人が入院すると想定する。調査は5〜6月、各都道府県の担当者を対象に実施。入院病床確保の見通しなどについて聞いた。
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08月06日(水)
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