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『日々の映像』
by 石田ふたみ
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■ メタボ法
内閣府は3日、「食育に関する意識調査」の結果を発表した。「メタボリックシンドローム」(内臓脂肪症候群)について、意味まで知っていた人の割合は87・6%で、2007年3月の前回調査から10・3ポイント増加し、政府が06年に策定した食育推進基本計画で、8割以上に周知するという数値目標を初めて上回った。
調査は、全国の成人男女3000人を対象に2〜3月に実施し、1745人から回答を得た。有効回収率は58・2%だった。
認知度アップの背景には、健康志向の高まりや4月から40〜74歳を対象とする「特定健診・保健指導」(メタボ健診)制度がスタートしたことなどがあると見られる。ただ、メタボリックシンドロームの予防・改善のための食事や運動について、「半年以上継続している」と回答した人は30・3%にとどまった。
食生活に関する悩みや不安を感じている人は44・3%で、不安の内訳は「食品の安全性」が81・0%と最も高く、続いて「家族の健康」50・7%、「自分の健康」46・4%の順だった。
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メタボ社員は経営リスク 迫りくる「包囲網」
2008年4月28日号AERA
メタボで何が悪い?なんて開き直っているそこのあなた。サラリーマンの世界では、「メタボ包囲網」がすぐ近くまで迫ってきているようですよ。 (AERA編集部 常井健一、野村美絵)
誰もが知る急成長企業で、敏腕営業マンとして鳴らすヨシタカさん(26)は、息を切らして20分遅れで現れた。席に着くなり名刺と一緒に差し出したのは5枚の写真。
よくある大学生活のスナップだ。上目遣いにジョッキを傾ける被写体は、ひ弱キャラで売るお笑い芸人にも見えてくる。
すると、彼はしたり顔で、
「独自の営業ツールっす」
そう言って席を立った瞬間、精悍な顔立ちにそぐわぬ豊かな下っ腹が見えた。メタボだ。
聞けば、大学で70キロだった体重は入社以来、右肩上がりで伸び、4年目で100キロの大台を超えた。日付が変わるころまでオフィスに居残る毎日。週4回は懇親と相談を兼ねて、同僚や顧客と深夜の街に繰り出す。
●汗、長髪、悩みはタブー
入社1年後の健診で肝機能、中性脂肪の2項目が再検査になった。会う人に「太った」と言われる。だが、営業先での評価はガラリと変わった。真剣に話を聴けば「包容力がある」、笑えば「安心できる」、謝れば「誠意がある」の三方よし。
まさに災い転じて福となす。前述の営業ツールの効果もあってか、同期で昇進トップとなり、給料面でも「大台超え」が視野に入ってきた。
社内を歩けば、男女問わず、ふくよかな背中をたたいてくる。厳しく指導しても、ドロップアウトする後輩はいない。
「おデブは常識内なら何やっても許せてしまうイメージって世間にありますよね。それを仕事に生かせば職場は明るくなる」
ただ、メタボライフの難しさは知悉しているつもりだ。ウケるのは清潔感あってこそ。汗、長髪、悩みはタブー。それらを見せれば、メタボは逆効果になる。神通力が続くのは三十路までと自分に言い聞かせている。
「メタボな上司と一緒に働くのは正直苦手ですから」
一方、昨年までファストフード店を手掛ける新興企業の人事部長だったブンタさん(35)は、がっちりしたプロレスラー体形。「メタボは採用しにくい」とズバリ言い切る。
数年前、業界最大手の20年選手を引き抜いた。巨大ハンバーガー並みのスーパーサイズ。従来の美人・イケメン揃いの「おしゃれ路線」とはかけ離れていたが、豊かな経験を買った。
だが、彼の入社から間もなくして、スタッフが悲鳴を上げた。
「動きづらいんですけど」
厨房を彼一人歩くだけでも、作業効率が落ちた。彼の指摘は、若いスタッフを萎縮させる。会話が成り立たない。彼に接客させようとしない異様な連係プレーさえ現場で見られる。
●美意識を共有できるか
この人事は失敗だったと、ブンタさんは素直に認める。
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05月09日(金)
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